東日本各地では連日の猛暑、アメダスの気温分布をみると列島のほとんどが赤く染まる。今日の大泉町は朝の気温こそ18.4℃だが、最高は31.1℃と真夏日の仲間入り、35℃を超える猛暑日になったところも多く、梅雨が明けたかと勘違いしてしまう。関東では降雨が少なく、水不足が心配されるが、九州の福岡・熊本・大分では想定以上の集中豪雨。過去に例のない降雨は、各地に甚大な災害をもたらした。亡くなられた方へのご冥福をお祈りいたすと共に、被災された皆様方に心からのお見舞いを申し上げます。自然災害は、いつでもどこでも起こることを肝に銘じたいものです。

カラマツソウ(落葉松草・キンポウゲ科の多年草)が咲きだした。山を一週間留守にすると、草も伸び放題で開花を待つ花たちも隠れてしまう。しかし、カラマツソウは大型なので草などを見下ろすほどの草丈。白い線状の小花は雄しべの花糸、これがカラマツの葉に似ることからこの名になった。この写真も小屋の中から撮ったもの、下からでは見上げる高さ、脚立なしで花は撮れない。

クガイソウ(九階草・オオバコ科の多年草)。高原の草原でコバルトブルーの穂先を揺らす、そんな景色を庭にいながら想像してこの花が色づくのを楽しんでいる。

ウツボグサ、庭から隣の空き地に移植したもの、伸び伸びと群落を作り生育地を拡大している。

クモキリソウ(蜘蛛切草・ラン科の多年草)。ラン科の花は形が個性的、八ヶ岳山麓に自生しているのだが、咲いていてもこの色では見落としてしまう。

トモエソウ、オトギリソウ科の多年草。大きな葉だが形を見ればオトギリソウの特徴が良く分かる。花びらが捻じれて、巴状になることからこの名に。

オカトラノオ、サクラソウ科の多年草。丈夫で増えすぎることが、庭では悩みの種。

ヤマアジサイ、ガクではない小さな花が色づき咲いている。

クジャクシモツケ、バラ科の落葉低木。近所に住むガーデンルームスのFさんから頂いたもの、大きな株になってたくさんの花をつけている。

ヤマホタルブクロが咲きだした。平地でのホタルブクロも似たような花だが、ヤマが頭につくこの花は、花びらの根元にある萼片に瘤があることで見分けられる。

チダケサシ&ヤマブキショウマ。庭で今を盛りと咲いているのは、チダケサシとヤマブキショウマたち。ハナチダケサシなのか、ショウマも雄花なのか雌花なのか見分けは難しい。
周りにはユウスゲの花芽やコオニユリなども花丈を伸ばし生存競争は厳しい。