今日(9日)は各地で気温が上がり、夏日になったところもあった。大泉町の最低気温は3.6℃最高は18.1℃とこちらは4月下旬から5月上旬頃の気温。動くと汗ばむ陽気だが、外での大工仕事とペンキ塗りに励んだ。数年前から目立っていた鉄階段手すりのペンキ剥げ、これは錆止めを塗ってからの二度塗り。バルコニーの腐った木部を取り換える工事は、材木を買って防腐剤を塗り、集中して一人で取り組んだ一週間。職人になったつもりで庭をおろそかにしていたが、草花たちはその間も己の責を果たし生育が進んでいた。

イメージ 1
カタクリの花、その周りには発芽した松の葉のような子らの姿、頭に種の殻を載せているものも。蟻が種を運ぶので、他の花たちの群落の中から発芽することも。カタクリの球根は深いので、生えてしまったら動かすことは無理な相談だ。画面を大きくしてご覧ください。

イメージ 2
ウグイスカグラが咲いている。ラッパのような小さな花、早春の枯れ木の多い山でそっと咲く、鶯が鳴く頃に咲くからこの名になったとも。そういえば数日前、小屋周辺でも鶯の鳴き声を耳にした。

イメージ 3
シバザクラが咲いている。芽出しを呼ぶ雨・お湿りと気温上昇で例年よりも早い開花が進んだ。丸石の側なので、石の保温効果もあったかも。

イメージ 4
小屋近くでフジザクラが数輪、小さな花を下向きに開いた。この陽気が続けば、数日で満開になる。今日、買い物もあって山から下りると、ソメイヨシノが大泉支所周辺(標高876㍍)でも咲き始め、もうすぐサクラ前線も山に登ってくる。

イメージ 5
火鉢の中も賑わいだした。冬は寒冷紗をかけて軒下に仕舞っていたが、春になって水やりを再開。キバナノヤマオダマキが元気に芽を伸ばし、枯れずに残ったイワカガミなどの葉も艶が戻ってきた。

イメージ 6
イカリソウも花芽が一気に伸びて、もうすぐ咲きそう。

イメージ 7
ヤマシャクヤクの新芽。これは白花なのだが、ここ2年は花を見ていない。今年もこの新芽の太さから見て、花は無理のようだ、肥料を上手に与えねばと思っている。

イメージ 8
シラネアオイも芽を出した。株分けして南側に植えたものは、北にあるものより半月は早いのだが、遅霜などのリスクも負うから心配。

イメージ 9
サンカヨウの2年生も顔を出した。親はまだ冬眠中だが、こちらは苗床にした50㌢四方のプランター。今年は鉢か地に下ろすことを考えないと、大きくなるので大変だ。

イメージ 10
ヒュウガミズキが満開。横浜から持参した小さな鉢植え、何度か枯れかかる経験も経て、今はこの地に順応している。黄色の花が沢山ぶら下がり、花の少ないこの時季には目立つ。トサミズキに比べ下垂する花序が小さい、ミズキ科ではなくマンサク科。