今日(23日)は全国的に雨模様、おかげで猛暑も一休み。アメダスによると、大泉町の最低気温は20.9℃とやや高め、しかし最高は23.4℃とひんやり。山の中は日中もガスに包まれ、湿度も70%を越えじめじめとした空気に覆われている。

イメージ 1
ニッコウキスゲを観に昨日(22日)、車山へ出掛けた。車山肩周辺は電気柵の部分が広くなって、その中だけはキスゲなども群落を取り戻してきた。ビーナスラインの下に望めるのは、茅野から諏訪周辺の町並み。

イメージ 2
霧ヶ峰にくれば見渡すどの山も、キスゲで黄色く染まったのは10年程前。今は電気柵外でニッコウキスゲの姿を見るのは稀、シカによる食害で山野が荒れ、自然破壊は高山から平地まで全国的に広がっている

イメージ 3
電気柵を設置しなければ高山植物や畑の農産物を、シカやイノシシから守れない時代。柵越しに車山やキスゲを撮っても様にならない

イメージ 4
夏休みに入ったので、車山湿原を周回中に林間学校の子供らと何度もすれ違った。元気よく挨拶されると、「こんにちは!」とこちらも返すのだが、相手が100人を超える団体だとくたびれてしまう。蝶々深山(標高1836㍍)に登る子供らの列、彼らは1時間後に土砂降りの雨に遭遇したであろう。雨宿りする林間も逃げ込む小屋もない禿山、我らは雲行きを見て車を停めた車山肩まで戻ってからの昼食に変更、食べ終わる頃には濃い霧と強い雨が降り出し、急ぎ車へ逃げかえった次第、山の天気は気まぐれだ。

イメージ 5
夏の高原を睥睨するシシウド、新芽はウドと同じように山菜として食べられるというが、まだ試したことはない、ヨツバヒヨドリが草原を覆い尽くしている。

イメージ 6
登山道の足元には、小さなイワオトギリが咲いていた。

イメージ 7
ヤマホタルブクロ、標高が高いので今が花時という感じ。

イメージ 8
イブキトラノオは、夏の高原の花には欠かせない存在。

イメージ 9
ハクサンフウロ、車山周辺で多くみられる第一位の花。

イメージ 10
エゾカワラナデシコ、この日出会ったのは二輪だけと希少価値の花。

イメージ 11
ノアザミ、この色は高原だから出せる色なのかも。