今日(1日)は富士山の山開き、夏山シーズンスタートは生憎の天気、ご来光は拝めなかったとか。梅雨前線と低気圧の活発な雨雲が西から北上、関東甲信も朝から雨で、今夜にかけて大雨の恐れもあるという。箱根の山も、火山性の地震が続き不気味。御嶽山は26日に噴火警戒レベルを2の火口周辺規制に引き下げたと。一方、箱根では2から3に警戒レベルが引き上げられ、不安な毎日が続きそう。東日本大震災以降、各地で火山活動が活発になっている。火の国・日本で生きるのを止めるわけにはいかぬ我ら、列島が静まるのを今はただ祈るのみ。

釜無ホテイアツモリソウ。梅雨の晴れ間となった29日、入笠山へ登る。ここはスキーで訪れる富士見パノラマ。ゴンドラの山頂駅近くの「入笠すずらん公園」に野生ランの王者、ホテイアツモリソウが生育していた。この花は絶滅の危機になっており、長野県では保全活動に取り組んでいるここ富士見町だけで観ることができ、初めての出会いだった。

入笠湿原はニホンスズランが終わり、花の宝庫は夏に向けて開店準備中。湿原ではウマノアシガタの黄花が風にそよいでいた。

入笠山(標高1955㍍)からの八ヶ岳。頂には雲が掛かっているが、眼下には山麓の富士見町や原村などがパノラマで広がる。男の子がひとり腰を下ろし、山からの景色を眺めていた。

キバナノヤマオダマキ。背後の山は、南アルプス・甲斐駒ケ岳に連なる山並み。

クリンソウの群落、入笠山の山腹にはまだ残っていた。この花が終わるころには、ヤナギランやシモツケソウ、コオニユリが斜面を彩る。

ヤグルマソウ(ユキノシタ科)を見つけた、大きな葉と大きな花序が特徴。

マタタビの花、半夏生のように色変わりした葉っぱを見つけて覗くと、花が咲いていた。なぜか猫ちゃんが大好きなマタタビ。

ヤナギランは入笠山で群生していたが、花はまだまだ。数時間後に小屋に戻ると、庭で下の数輪が花を見せてくれた。

カラマツソウ、こちらも庭で咲きだしたもの。花丈が2㍍近くになるので、階段を上った玄関脇から撮った。

サンショの実、少し採った。これだけでも軸を取るのに30分近くかかる。実を2分茹でてから冷やし冷凍保存、2年は持つ。近くのスーパーでカチリがあったので買い、チリメン山椒らしきものを作る。これで常備菜が一品できた。次はチリメンの良いのが手に入っときのお楽しみ、3回ぐらいは出来そう。