沖縄や奄美が梅雨入りしたとのこと、関東甲信はまだ先のことだが、前線の北上が気になる季節になってきた。このところ大泉町は爽やかな日が続く。八ヶ岳山麓周辺の田圃も、ホトトギスの声を聴く頃には、田植えが進んでおり先人の知恵は今も生きている・・・と感心してしまった。山麓のミズキなどの木々も花を付けだし、日ごと緑を濃くし初夏の装いへと進んできた。

グンナイフウロが咲き出した。同じフウロソウ科のなかでも、ハクサンフウロ・タチフウロやアサマフウロが赤紫系なのに比べると、青紫色の本種はタカネグンナイフウロやチシマフウロなどに近く色が独特な花だ。

ミネウスユキソウ。園芸店で購入したもの、数年ごとに場所替えの移植をしてきたが、生きているだけで株も増えない。一昨年鉢に移植し、鉢ごと土に埋めて様子を見ていたら、水はけが良いのが気に入ったようで、今年は良い花を見せてくれた。ウスユキソウ属の中では、苞葉の綿毛が少なく純白さは乏しいが、あと数日で白さは増えるものと期待している。

ヤツガタケキンポウゲ。花茎が長いのが特徴、この名前にしなくともウマノアシガタ・キンポウゲでいいのだ・・・という人もいる。

シラネアオイ、今年は花を見ることは叶わなかった。昨年も20輪ほどの花を付けた大株は、芽がでて葉を付けたのはご覧のとおりで、小さな葉を入れても4本が生き残った。ぽっかり空いたスペース取り囲むのは、エンレイソウの子供たち。シラネアオイは花が20以上付くと、突然枯れることがある、と聞いていたので株分け。昨年は両株とも咲いて安心したのだが、今年はこの始末。同じ場所に植えたのが悪かったのかも。南に植えた半分は、元気のいい葉をたくさん付けているのに花が来ない。自然は不思議な存在で、分からないことが多い。

スズメバチ捕獲器の続き
名古屋市千種区のホームページにあったペットボトルの捕獲器での成果。4月に設置して女王蜂を捕獲すれば、近辺のスズメバチを激減することができる・・・期待した以上の捕獲です。こんなに入っているので、働き蜂も捕れたのかと思っていたが、今はまだ幼虫とのこと。3匹捕れていた大人の親指ほどに大きいのがオオスズメバチ。キイロススメバチをも襲うというこの蜂、頭もデカく飛んでいる羽根音も大きいので首をすくめてしまう。

スズメバチ捕獲器からバケツに蜂などを空けて、水洗いした際に撮ったもの。誘引剤をいじっていた際、スズメバチが寄ってきたのに驚き、慌てて帽子に付いたネットを被ったお粗末も。