桜前線の北上とともに、小雨がぱらつき雲の多い日が続くようになった。今日(6日)大泉町の最低気温は10.0℃、最高は19.3℃と気温は平年より高い。前回、谷戸城跡から望んだ富士山の雪が少なくなり、雪形が見られるのも近い・・・とコメントした。今日、山梨のローカルニュースで、富士山に一か月も早く「農鳥」が現れたという。毎年、4月の今頃にタイヤ交換をしているので、三分一湧水近くのスタンドにTEL、冬用のタイヤをノーマルに履き替えてもらう。明日から数日は寒の戻りとの予報がでている、もう雪が降ることはないだろうが、「農鳥」が見られたと油断すると遅霜にやられてしまう。

ザゼンソウ(座禅草・サトイモ科)が咲いていた。場所は三分一湧水の公園、タイヤ交換を依頼してザゼンソウの様子を見に行く。コンデジを持参して正解、プロポーションの良い花が待っていてくれた。望遠が無くとも、近くで撮れたのはラッキー。

ミズバショウと同じサトイモ科、葉が開く前に開花する。欲張って三枚を並べた、それぞれの花に個性がありそうに見えるのが不思議。

花はフード状の仏炎苞に包まれた、黄色のクッキーのような楕円体にびっしり付いているのが分かる。


キクザキイチゲ(菊咲一華・キンポウゲ科)が咲いた。浚わないでおいた枯れ葉の蒲団がお気に入り、和名は花がキクに似ることから。イチゲは一茎に一花を付ける意とか、小葉は羽状に深く裂けて、アズマイチゲの丸みのある葉と見分けることができる。

ショウジョウバカマ(猩々袴・ユリ科)が庭で咲いている。葉は冬でも枯れない、凍って解けてしまったかと思うと、どっこい生きていた。雪渓の消えた後に花芽を伸ばし、ピンクの花を咲かせるのと比べると色は悪い。

ヒウガミズキ。小さな鉢物を庭に下ろして10年、枯れかかったこともあったが、今はすっかり山にも慣れた。トサミズキは、房状の花が7~10個付き長いので区別できる。

ニホンサクラソウ、暖かい日が続き安心したのか、長い冬眠からのお目覚め。

おまけ
タイヤ交換の待ち時間を使っての散策、カンゾウがいつも生えているところを覗くと、食べごろに育っていた。今晩のおかずにと持参したナイフで採る、今年初の山菜(里菜!)お浸しで食べるのがベスト。