今日(31日)は初夏のように気温が上昇、大月では夏日を観測したという。大泉町の気温は最低が3.9℃、最高は19.5℃と上着を脱いでも汗ばむ陽気。ニュースなどで各地からお花見の便りに刺激されて、まだ早いかなと思いながらも腰を上げた。明日からは天気も悪い、今日しかないと周辺の桜ウオッチングに出かけてみました。

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山高・神代桜がほぼ満開になっていた。実相寺のホームページで29日に開花、を確認して5分咲き位を予想していたが、暖かさが続き一気に見頃になった。1922(大正11)年に国の天然記念物として指定された日本最古のエドヒガンザクラ。福島・三春の滝桜、岐阜の淡墨桜らと日本三代桜と称されている。樹高は見劣りするものの、幹回りや幹肌は一番の長老だけが持つ風格も。

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実相寺の境内で咲き始めた桜は、神代桜と同じエドヒガンザクラ、ソメイヨシノはまだ蕾。甲斐駒ケ岳がこの日もよい姿を見せてくれた。写真中央左に満開となっているのが神代桜。

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南アルプスの鳳凰三山(左)から、アサヨ峰(中央)、甲斐駒ケ岳までを広角で撮るとこんな具合、南アルプスの山裾にこの寺があることがわかる。実相寺の広い境内には、スイセンが咲き競っていた。

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身延山のシダレザクラの子も相当な巨木に育っている。この境内には、福島・三春の滝桜、岐阜の淡墨桜の子桜も植えられ15年ほど経ち、幹の直径も30㌢を超えるまでになっている。

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ワニ塚の一本桜は三分咲き、北杜市の武川町で神代桜を見た後、足を韮崎まで伸ばしての花見。こんもりと盛り上がった塚の上に、残雪の八ヶ岳を背景に凛として咲く姿。咲き出しの濃いピンクは、エドヒガンザクラの特徴のようで、満開の前もまた魅せる。

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一本桜の根元を、スイセンやショカッサイ(花大根)がガードしていた。