昨日までの帰省で混雑した高速道路などは、今日(14日)からは早くもUターンラッシュとか。山暮らしエブリサンデーの爺さんには、あまり関係のない社会現象といえる。しかし、山にやって来た家族らにとって、お盆休みの天気が悪いのは可哀そう。アメダスを見ると、大泉町の最低気温は20.4℃、最高は23.9℃と上に羽織るものが欲しい肌寒い一日だった。

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アサマフウロ(浅間風露・フウロソウ科)が庭で咲きだした。フウロソウの中では大型の花、暑さにも負けない濃い赤が特徴だ。

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キツリフネ(黄釣船)。玄関先にある大きな火鉢で毎年咲く一年草、種を採ろうとするとホウセンカのように実が弾けてしまう。

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エゾカワラナデシコが咲いた。標高が1100㍍前後の庭なので、タカネカワラナデシコではなさそう。苞が二対なのがカワラナデシコとの違いというが、花を見る限りあまり違いはなさそう。しいて言えば、花が少し大きいとか、赤色の濃さぐらいだが、庭で生えているものにも個体差があって悩ましい。

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ツリガネニンジン。「山でうまいはオケラにトトキ」と山菜マニアは知っていても、ツリガネニンジン(トトキ)を食べた人は少ない。庭にも数本が生えており、大きくなることもあって間引いたのを食したことがある。芽生えたばかりの若芽を折ると、白い液体が出ることから乳(父・トト)となったと聞く。

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コバギボウシが良い色で咲いている。オオバギボウシとは違った紫色の締ったこの花は、花丈も小さいので狭い庭に合う。

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キキョウ、地の物なので花丈がやたら高い。先日の台風の風にも負けないで、頑張って咲き続けている。

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オオガハス(大賀蓮)がまだ咲いていた。ここは長野・富士見町の井戸尻遺跡、小屋から近いので買い物の帰りに立ち寄って見た、縄文時代の住居跡や土器などが発掘されたことで知られている。

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2000年も前の古代ハスが発芽し、神秘の花を見せてくれる。千葉県の天然記念物でもある大賀ハス、今では各地で子孫が育ち感動の輪を広げている。

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おまけ
神津牧場の牛の大行進。日本で最初の洋式牧場は長野県・佐久市と群馬県・下仁田市との県境にある。標高1000㍍の高原にある牧場で放牧されたジャージ牛、搾乳室に向かって行進するのが名物イベントになっている。こちらを訪れたのは12日で本来の目的は、すぐ近くにある荒船風穴(世界遺産・富岡製糸場の関連施設・繭種を保存し全国に発送)を見学する予定だったが、生憎の雨で取り止め。それならば昼食はこの牧場の目玉でもある焼き肉、と期待したがそれは土日だけとか、ここの牛肉を使ったビーフカレーと牛乳で我慢を強いられる始末、ついていない一日だった。