気象庁は今日(5日)、関東甲信地方が梅雨入りした模様と発表した。八ヶ岳山麓・大泉町も朝は高曇りだったが、11時頃から雲が厚くなり雨となった。これから夜にかけて本降りになるとの予報、今週は傘の手放せない天気が続きそうだ。大泉町の今朝の気温はアメダスによると14.6℃と平年並みだったが、夏日の続いた日中の気温は17℃で梅雨寒となっている。

キバナノヤマオダマキが咲いた。庭の柵からはみ出し日当たりのよい道路脇で生育していたので、鹿に花を食われることは覚悟していたが、ラッキーなことに今年は鹿に見つからないで良い花を見せてくれた。

グンナイフウロが庭で咲いた。花の色は南アルプス・北岳周辺で見られるタカネグンナイフウロに似るが、この花の生まれは八ヶ岳山麓。グンナイの名は山梨県・御坂山地と大菩薩嶺を境とした県東部を呼び、この地方で発見されたことでこの名前になったという。霧ヶ峰などでは白い花が見られる。

フタマタイチゲ(キンポウゲ科・イチリンソウ属の多年草)。ニリンソウという名前で売られていたのを庭に植えたが、繁殖力が旺盛で庭中に広がり今では雑草並みに毟られている。後から庭に植えられた本物のニリンソウは、春早く花を付けて夏前には枯れてしまう。この花の期間は長く花茎も花も葉も大きい、原産地は北海道の湿地だという。

チシマタンポポ、利尻島や稚内の道端などで咲いていたのを見ていたので、千島列島が原産地と思っていた。調べるとヨーロッパアルプスの山地が原産、というので寒さには強い。八ヶ岳山麓のわが庭で、静かに仲間を増やしている。

ウズラタンポポ、こちらもヨーロッパ原産。コウゾリナ属らしい花の形、葉の色が鶉の卵模様となっているのが花よりも面白い。

イワニガナというのが正式な名前だが、ジシバリと呼んだ方が通りは良い。花は可愛いのだが、地面を伸びて広がる根に入りこまれると駆除するのは厄介だ。

ベルフラワーの名前で売られていたもの、オトメギキョウが正式な名称なのだとか。八ヶ岳山麓で夏越し、冬は横浜へと移動させているので、植え替えしていないが枯れないで毎年花を咲かせている。近くに置いたビオラが種を飛ばして、今年は鉢の中央を堂々と占拠している。

おまけ
シオデ(牛尾菜)を採った。山でうまいのはトトキとシオデ・・・と唄われてきた山菜の王(ヒデコとも呼ばれている)は天然のアスパラガス。草むらから顔を出してくる姿が牛の尾に似ているので牛尾菜、この名にふさわしく太いのはなかなか採れない。採れる場所を昨日巡回して今年の初収穫はこれだけ、今朝サラダで山の幸をいただいた。