サクラ前線は今日(14日)、山形まで北上したという。北杜市は山梨で面積が一番広い、武川町の神代ザクラが6日に満開になったが、大泉町支所の標高は867㍍と高く、町内のソメイヨシノはこれから咲きだす。谷戸城址はスーパーに近いこともあって、カメラを持参して山を下りて立ち寄ってみた。ちなみに私の小屋は標高1150㍍、ヤマザクラの咲くのは5月、蕾が膨らみ咲きそうなのは花の小さいフジザクラ、山にソメイヨシノは無い。

谷戸城址のソメイヨシノは今日開花した。城址入口にあるエドヒガンザクラは五分咲きほどと見頃、背後の八ヶ岳の雪も大分少なくなってきた。ここには沢山のサクラが植えられているが、開花がこれからということで花見客も今は少ない。しかし、他のサクラが終わる頃になると、最後の花見ツアーなのか、この城址を目指す観光バスが押し寄せてくるから驚く。

ソメイヨシノと比べると、枝の張り具合は伸び伸び、野性味があるように思う。

城址上からサクラ越しに八ヶ岳を望む。手前のソメイヨシノ、昼に咲いている花ちらほら。白く咲いているのは入口にあったエドヒガンザクラ。写真の町並みは大泉町の中心街、小海線は集落より上の森の中を巻いて右の清里・野辺山方向に向かって登っていく。

谷戸城由来の看板、北杜市になって10年が経つというのに、大泉村の頃に作ったのが残っていた。

カラマツの花が咲いていた。見上げた枝先の粒が日に日に膨らんできたのは分かっていた。
谷戸城址からの帰途、枝が下がっているのを見つけて停車し撮ったもの。茶色で小さいのは雄花、黄緑で大きいのが雌花、緑のミニ茶筅のようなのがこれから伸びる葉。

コブシが咲けば北国にも春が来る。カラマツの花を撮った側で咲いていたコブシ、背景の八ヶ岳を入れて全景を撮りたかったが場所が悪いのでこれが精一杯だった。

シュンランが庭で咲いた。お吸い物でこの花を使う宿があると聞いたが、乱獲?で自然のものは少なくなっている。

イカリソウが花芽を上げてきた。霜注意報が毎日出ているので、夜には寒冷紗で覆って保護している。

ヒュウガミズキの花が、春の日を受けて輝いている。トサミズキと比べ花は半分ほどと小さい。横浜で買った小さな鉢もの、山の地に下ろして翌年に霜にやられ、枯れかかったのを乗り越えて花を付けるまでになった。

シラネアオイが芽を出してきた。大株になると枯れるということで一昨年株分けしたもの。昨年は6個程の花しか付けなかったが、今年は芽出しの頃に霜で弱らないよう、寒冷紗を座布団サイズに切ってカバーしている。南に植えたこの株は成長が早いが、元からの北にある株はまだ冬眠中のようだ。

おまけ
カンゾウを採って来た、下は暖かい。夕餉の一品になるほど育っていた、ありがたい。車にはハサミやナイフは常備し、いつでも出動できる態勢にいる。