昨日(21日)、半月ぶりに山に戻って来た。首都高速3号線での火災事故による通行止めと連休が重なり、横浜から八王子に抜ける16号も大混雑、中央高速に乗るまで普段の倍、3時間もかかってしまった。北陸から東北、北海道では猛吹雪、長野も雪マークが出ていたが山梨は晴天、小屋に到着した3時頃には雪が舞っていたが積もることは無かった。ソメイヨシノの開花がニュースになる季節となったが、山での寒い日はまだ続きそう。

今朝の大泉町の最低気温は、アメダスによると-6.1℃で真冬のよう。寒気が入って良い青空が出ているので、八ヶ岳高原大橋まで出掛けて八ヶ岳を撮った。眼下の川俣川渓谷を埋めていた雪は少なくなった。

2月の大雪では、橋際にある駐車場に入れなかったのが嘘のよう。山麓の雪は日毎に減っているが、山の稜線や頂は厳寒期のままだ。高原大橋の向こうには、南アルプスの北岳や甲斐駒などが、だいぶ走って来たのに変わらぬ勇姿を見せていた。

甲斐駒ヶ岳と北岳(左)。小屋から下りてきていつも撮るポイント、甲斐小泉駅上からの南アルプスの山。ここからだと近く感じるのは、標高が1000㍍を越えているからか。

八ヶ岳広域農道を高原大橋に向かって走っていると、右には富士山が浮かびあがり、忘れずに撮ってよと迫られてしまう。

小屋周辺の林道、雪は日当たりの悪い林床や日蔭、道脇に寄せられたものが残るだけとなった。

玄関脇のフクジュソウが咲いていた。雪で何度も頭を押さえられながらも、雪が消えれば黄金の花を咲かせ、半月も来るのを待っていてくれたのは嬉しい。