朝は氷点下10℃と冷え込みが続く毎日、しかし昼間は風もなく穏やか、最高気温が3.2℃(21日)とは思えない暖かさ。一週間ぶりでJR小海線が動いたというので、甲斐小泉駅から野辺山までの列車の旅を楽しんできた。と書けば、初めから計画していたかのようだが、小海線の列車と山の写真を撮ろうと、車は使わずに長靴をはいて山から下りてきた。甲斐小泉駅に来て、暫く乗っていない小海線で野辺山まで行き八ヶ岳を撮る、ということに気が変わった。一日に何本も走っていない列車で、夕方までに戻れそうと踏んでのこと、近くのコンビニまで走り弁当を買っての旅立ち。

イメージ 1
甲斐小泉駅に到着した小諸行きのハイブリッド列車、甲斐駒ヶ岳が見送ってくれた。左の建物は平山郁夫シルクロード美術館。13:42分に発車、始発の小淵沢駅での中央線の接続待ちで20分程の遅れ。

イメージ 2
野辺山駅から20分ほど清里方向に戻る。ここまで来ると人家もなく、広い畑の向こうには八ヶ岳連峰の全景が広がる。手前の雪原には、風の描いた雪紋(シュカブラ)が見られた。

イメージ 3
野辺山駅へ小淵沢行きの列車が到着、普段はあまり雪が無いホームも豪雪地帯のようだ。ここはJR最高標高駅(1345㍍)なこともあり、寒さでは全国でも指おりに入る地。15:35発車、10分遅れだ。この列車を逃すと、次は16:59分まで待たねばならない。

イメージ 4
線路わきに鹿。行く時に線路に鹿が入って、列車が止まるハプニングもあったので、帰りは運転台の後ろでカメラを構えていた。列車が一週間止まっていたこともあって、鹿たちは安心して線路に入ってくるようだ。警笛を鳴らすと、慌てた様子で山の中へ。

イメージ 5
甲斐小泉駅の駅舎、その向こうには八ヶ岳・編笠山や権現岳が雪を頂いて輝いていた。

イメージ 6
吐竜の滝、甲斐大泉駅と清里との間にある名所。凍結した滝を撮りに何度か訪れたが、滝全体が凍結するのはまれ、今日は列車の窓からの撮影。

イメージ 7
車窓からの八ヶ岳、甲斐大泉~清里駅間で。

イメージ 8
JR最高地点1375㍍を車内から撮った。清里~野辺山駅間。

イメージ 9
清里駅に進入する上り列車、下りの小諸行き列車が待っている。

イメージ 10
清里~甲斐大泉駅間では正面に赤岳が望めた。