立春の4日は、今季一番という寒気の入り込みで列島各地は真冬の寒さ。東京などでは午前中から冷たい雨が降り出し、気温が急降下しているというのに、こちら山梨県北西部に位置する北杜市では薄日も漏れ、雪は日本海側と太平洋沿岸だけで雪雲は素通りかと思っていたら、2時過ぎてから雪が舞い出した。ボタ雪が横なぐりに降っているのだが色が変だ、白い雪ではなく赤茶けたような雪。黄砂かそれとも大気汚染物質が含まれているような雪、これでは雪を口にすることはできない。雪が降りだすとともに気温も急降下し15時には-1.5℃、ちなみに今日の大泉町、最高気温は6.9℃で昨日の暖かさが残った0:10分に記録したもの、17時には夕焼け空が広がり、富士河口湖町では10㌢の積雪というのに、大泉町の雪雲は消え去ってしまった。

4月の陽気となった3日、地元のサンメドウズ清里スキー場で遊ぶ。気温が高いので雪質は悪いが、今年になっての初滑りなので春スキーだと思って我慢。ここに来ると清里カフェでのランチが定番、空いているのと窓越しに主峰の赤岳や山小屋が眺められるのがたまらない。リフトも空いている、客の乗っているのを見つけてカフェのテラスから、コンテジでやっと撮った一枚。この日の空は高曇り午後には風も出てきた、天候の変わりそうな気配。

ゲレンデセンターから上部を望む。左には人工降雪機が大砲のように空をにらむ、天然雪が少ないので降雪機の出番は多い。左のコースがメーンのAコース、パノラマリフトが1100㍍伸び、山頂の1900㍍地点まで運んでくれる。ガラガラに空いていたゲレンデ、午後になって学生の団体が入って賑わいが戻って来た。赤岳の右に連なる横岳が望める。

山頂のパノラマリフト下からの富士山、この辺りではどこからでも富士を拝むことが出来ると言っても過言では無い。甲府盆地は暖かいので靄の中に沈んでしまった。

同じ場所からの南アルプス・北岳。右の甲斐駒はカラマツに邪魔されてしまった。この高さになると、北岳の背後に連なる間ノ岳や農鳥岳の稜線も望めるようになる。

赤い橋からの八ヶ岳、主峰の赤岳は手前の牛首山に隠れ頭が少し見えるだけで、メーンは左の権現岳の岩蜂。滑りに行く途中にあるので立ち寄ってのスナップ。

ここは八ヶ岳高原ラインのビューポイント、紅葉時などは駐車も儘ならないが冬は訪れる人は少ない。雪の残るこの日の朝9時、人影は無い。