実りの秋・収穫の秋たけなわ。山ブドウやキノコ採りに明け暮れ、視線はいつも下ばかりの毎日だったが、山の頂はすでに紅葉の季節。今日のNHKニュースで、北八ヶ岳の白駒池(標高2115㍍)でドウダンツツジが真っ赤、紅葉が始まったと伝えていた。今日は暖かだったが、明日からは寒気が入って気温は急降下、朝晩の気温の差も大きく、高い山では初冠雪も予想されそうだ。「山住みに この幸栗飯 木の子汁」わが老頭児(ロートル)山仲間のリーダーは山梨生まれ、その父が詠んだ句を思い出した。

ホンシメジを採った。今年はマツタケが三年振りの豊作と聞いた。9月の適度な雨がキノコの発生には適したとのこと。当然に毒キノコも沢山出ていて、キノコ中毒注意報も出されている。山梨でも南東部は今日も大雨が降っているが、大泉周辺は雨が無い。下見してまだ早いと思っていたら、今日は占地の名の通りに一斉に顔を出してきた。本当はもう一日置きたいところだが、明日まであるかは天然もの保証できない。匂い松茸、味シメジと言われるほどのキノコ、今日の宅急便で自宅や友らにもお裾分けした。

シャカシメジ、一株あれば十分の株立ち。去年の場所に今年も出ていたが、この日は採るのを止めた。食味が劣るので、などと生意気を言うのも、ホンシメジが沢山採れたから。

山栗、小さいので剥くのは大変だが甘い。散策の途中で面白くて拾うが、溜まるばかりで処分に困っている、利用方法は無いものかな・・・。

権現岳の山麓・標高1700㍍付近でキノコを探し歩く。ふと見上げたら、八ケ岳・権現岳への稜線もそして道端にも色が付きだしていた。

足元にはリンドウ、花丈は10㌢程と小さいが、山野に咲く秋の代表的な花だ。

マムシグサの実、花のない山野で目立つ色。小屋の周りにあったマムシグサは、イノシシに球根を食われて全滅、写真はキノコ採りに出た際に撮ったもの。