寒いながらも五月晴れの3日、アルプスの山を眺めに美ヶ原へ出掛けた。往きは白樺湖から霧ヶ峰・車山を経てのコース、先月28日に山焼きが飛び火、草原154haが延焼した大規模山火事の黒い山肌はビーナスライン近くまで迫っていた。美ヶ原へは今は無料になった山岳道路ビーナスラインを走る、連休後半の初日だが時間が早いので混むことは無かった。帰路はコースを変えて和田峠から下諏訪に下り、毎度のこと温泉に入って帰宅した。

車山からの八ヶ岳、先日眺めた飯盛山からの八ヶ岳と比べると、北西の信州側は雪の量がやはり多いようだ。写真右端には富士の姿も望める。

南アルプス甲斐駒ヶ岳の右には、大泉からは見えない仙丈ヶ岳の姿が大きく迫る。

美ヶ原の最高点・王ヶ頭(2034㍍)からは木曽の御嶽山や右の乗鞍岳が直ぐ近くに見え、眼下には松本平が広がる。山頂には電波塔が林立し、冬も営業するホテルが建つ。

乗鞍岳から右の穂高連邦へと続く北アの山波。王ヶ頭下からの眺め。

王ヶ頭からの北アルプス展望。写真中央右辺りに双耳蜂の鹿島槍ヶ岳の姿も望めたが、右端の白馬三山などには雲が懸かってしまった。

美ヶ原は標高が2000㍍近い溶岩台地、広い平原の牧場のなかにハイキングコースが作られている。アルプスの展望台の名にふさわしい眺めを楽しみながら歩く、途中には雪渓も残っていた。