今日(19日)は晴れていますが雲が多い、週末にかけて天気は下り坂のようです。北杜市のサクラの名所、武川町の神代ザクラなど標高の低いところは満開になりましたが、標高1000㍍を越える小海線沿線などはこれから開花です。今年の山は例年より寒かったので、大型連休頃にも花見が出来そう。小屋裏のカラマツの梢を見上げると、新芽も膨らんで粒粒が見えるようになってきました。春の季語に「山笑う」という言葉があります。八ケ岳山麓がそこに至るまでには、まだ少し時間がかかりそう。明日は横浜に帰り、連休には戻ってきますが、その時には山も春らしい装いになっていることと思います。

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カタクリが咲きだしました。1枚の葉っぱで7~8年過ごし、2枚葉になりやっと咲きだすのですから、気の長い付き合いが求められます。

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日差しが無いときは花を閉じ、お日様が出ると花弁を大きく反らして咲きますが、下を向いているので写すのに苦労します。

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カタクリが芽を出して数日、花芽がはっきりしています。

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カタクリの2~3年生のこども。蟻が種を巣に持ち帰り甘いところは食べ、残りを巣の外に捨てて貰うことで、カタクリは子孫を遠くに増やすことが出来るしたたかな植物、球根は年毎に深くなるので移植は厄介です。

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カタクリの1年生、松の葉のような細い芽。カタクリのコーナーを作るはずが、蟻のお陰でとんでもないところに芽生えてお手上げです。

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ウグイスカグラ(鶯神楽・スイカズラ科の落葉低木)。日当たりの良い山の空き地で、いち早く春の到来を告げてくれていました。6月ごろにはちょっと小さめの、サクランボのような赤い実を付けます。

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シュンラン(春蘭)が咲きました。唇弁の斑点模様を撮りたかったのですが、どの花も俯いて顔をあげてくれません。カタクリは山菜として、シュンランは花茎ごと採って、酢の物で食べたと聞きますが、今では食べるなどとんでもない、貴重品になりました。

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ヤマシャクヤクが花芽を膨らませています。10日程前に用心深く芽を出し、様子をうかがっていましたが、気温も上がり安心したのでしょう、花茎もぐっと伸びてきました。

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ニホンサクラソウの新芽がぞろぞろ、長い冬眠からのお目覚めです。