今日(14日)の八ケ岳山麓は、朝から冷たい雨が降っています。昨日と比べ日中の気温は10℃も低く、3月初め頃の陽気とか。南アルプスや八ヶ岳などの高い山には、雪の予報が出ています。桜前線は福島まで北上したと、ニュースが伝えていました。東京などでは葉桜になりつつあるのでしょうが、八ヶ岳山麓の大泉町周辺ではまだ蕾。標高が少し下がった韮崎・わに塚の桜や武川町の神代ザクラが見頃になっているとネットで知り、地元自慢の桜を目に焼き付けようと行ってきました。

山高神代桜が満開になっています。日本最古2000年の時を刻むエドヒガンザクラ、福島・三春の滝桜や岐阜の薄墨桜とともに大正時代に国指定天然記念物に選定され、日本三大桜と呼ばれています。手厚い樹勢回復のお陰で年老いても生き続け、立派な花を咲かせ多くの人を引き付けています。今年は寒さで開花が2週間程遅い4月9日、その後の暖かさで一気にほぼ満開となりました、これから一週間程が見頃のようです。
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実相寺の庭園はスイセンも見頃。境内には、三大ザクラの子桜や身延山のシダレの子桜なども立派に育ち、桜好きを楽しませてくれます。甲斐駒ヶ岳も雲に覆われず、良い姿で出迎えてくれました。写真中央左に、白く満開になっているのが神代ザクラです。

神代桜の花、ソメイヨシノより花全体は小振りです。

ソメイヨシノのようですが、こちらはまだ咲きだしたばかり。

こちらも境内にあった桜、花は白く見えます。葉が見えているので、ヤマザクラ系なのでしよう。

わに塚のサクラは、韮崎の田舎、田圃の中に盛り上がった塚の上で咲くエドヒガンザクラ。何処から見ても、このサクラの姿形は文句付けようがありません。樹齢約320年もさることながら、八ヶ岳の残雪を背景に咲く凛とした姿が、何もないこの地に人を引き寄せているのです。

ワニ塚のサクラの根元にはスイセンとショカッサイ(別名花ダイコン?)が、こちらも見頃です。

菜の花とホトケノザのコラボ。ワニ塚のサクラ見物からの帰路、農道で終わりに近い菜の花を見つけました。菜の花の風除けがあるのでホトケノザがすくすく伸びています、もちろん背景は八ヶ岳です。

ここちらの土手にはオオイヌノフグリが満開です。雪があるので、遠くからでも八ヶ岳と分かります。