ここ数日の八ヶ岳山麓は、暦が一カ月戻ったような寒い日が続いています。同じ山梨の甲府では桜が満開とニュースが伝え、東京なども見頃になっているようですが、こちら武川の神代ザクラは蕾は固いとか。冬用のタイヤをノーマルに履き替えましたが、今日は各地とも気温は低そうです。麓の大泉町はアメダスによると、最低気温が-0.6℃、最高は5.4℃で昼間もストーブが消せません。小屋周辺では晴れていたのに、雪が舞ってくる毎日、直ぐ解けますが山にはかなり積もっているようなので、山を眺めに一回りしてきました。

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八ヶ岳高原ラインの赤い橋からの眺め、シーズンには賑わうビューポイントは、寒いからか誰もいませんでした。写真に写る白い線は舞っている雪、権現岳の岩峰が望めましたが、赤岳は雪雲の中、稜線の木々や山肌には最近の積雪が見られます。

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清泉寮を通って下へ。八ヶ岳高原大橋から振り返って山を見上げましたが、相変わらず主峰の頂周辺は時雨模様、眼下の川俣川周辺に雪はありません。

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大泉町に戻ってきました。いつも眺める大泉支所上から見た八ヶ岳、左端の編笠山の頂きなども新雪が輝いています。

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甲斐駒ヶ岳も夕方になって、雪雲の中から顔を出してくれました。里には春が来ていますが、高山はまだ冬の装いを解いていません。

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庭にポッンと咲いているのはユキワリソウ。葉は枯れていますが花芽だけは寒さに負けず、掛けたカラマツの落ち葉を押しのけて伸びています。

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ヤマシャクヤクの新芽はまだ顔を出したばかり、寒さに耐える赤色を纏って様子を見ながら伸びようとしています。

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ギョウジャニンニクの芽が、5㌢程の霜柱が解けないなかでも成長しています。春は遠いように感じますが、植物たちは出番を心得ているようです。