大型の台風12号が本州の南岸を北上、その影響で今日の八ヶ岳山麓は朝から雨。台風の進路は当初よりはだいぶ西に、ゆっくりした歩みは蟹の横這いのようです。お陰で昨日からの雨は週末まで降り続くとの予報、関東甲信越も所によって激しい雨が降っており、暫くは大雨・洪水などの警戒が必要です。

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アサギマダラです。八月最後の晴れになった30日、近くの飯盛山(めしもりやま・1643㍍)からの下山路で今年初めての出会い。久しぶりの青空、山の花を見るのはこの日しかないと出掛けての出会いでした。「今年アサギマダラはどうしたのかな、放射能の影響で渡りを止めたのかな・・・」などを思いながら歩いていたら、目の前のヒヨドリバナにふわりと舞い降りてきたのでした。

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クロアゲハ、笹の茂る斜面に大きなダケブキの黄花が目立っていました。

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クジャクチョウです。マツムシソウに蜜を吸いに寄ってきますが、なかなか翅を広げてくれません。

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翅の目玉のような綺麗な模様が撮りたくて待つのですが、花に来ても忙しく移動するので良い写真はなかなか撮れません。

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山から戻って直ぐ、「お気に入り」に入っていた「蝶の図鑑」で調べ、クジャクチョウという名前だったことを思い出した次第です。

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マツムシソウとアキノキリンソウの咲き比べです。飯盛山では高原の花が、季節ごと沢山咲き楽しませてくれます。平沢峠からは一時間もあれば登れるので、コンビニでおにぎりとお茶を買って、普段着で気軽に来ました。清里駅から歩いて野辺山駅に下りたのは40年も前のこと、今でもこのルートをテクテクと歩く人は沢山います。

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マツムシソウと八ヶ岳、主峰の赤岳に懸っていた低い雲は取れ、頂きが顔を見せてくれました。飯盛山からは、南アルプスや富士山、奥秩父の山々など360度を見渡せますが、何んと言っても八ヶ岳を望む格好の展望台です。

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八ヶ岳の上空にある雲は秋の装い、キンミズヒキや名残りの赤いシモツケソウ、ワレモコウや野菊などが秋の山らしい雰囲気を醸し出しています。