八月に入ったのに、梅雨時に戻ったような天候の毎日です。今日(2日)の八ヶ岳山麓・大泉町の最低気温は17.9℃、最高は24.9℃でした。午前中の数時間は日差しもあって蝉も鳴いていましたが、午後は相変わらずの曇り空、早い時間なのにヒグラシの鳴き声も聞こえていました。

マツムシソウが庭で咲きました、実生から咲くまで2~3年はかかります。鹿に花芽を食べられたのに、脇芽からの開花です。山の尾根道などで人に踏まれ、中心の枝や花茎が欠けても花を付けているマツムシソウを良く目にします。多年草ではありません、花を見せ実を付けると枯れてしまうのですが、根性があります。

コマツナギ、マメ科の草状小低木です。萩のような葉をしています。

ヤマユリが咲きました。ブルーベリーの根に近い所から芽を出し、秋に葉が枯れたら移植と思いながらも、咲きだして三年経ってしまいました。風で飛んだヤマユリの種、子供は思わぬところで育っています。芽を出して三年目頃の花茎は細く、大きな花が地に着きそうになっています。

オオバギボウシです。葉を鹿に食べられて、ギボウシとしては見る陰もありませんが、花を咲かせてくれました。

ソバナ、釣鐘型の青紫の花はツリガネニンジンに似ています。こちらは花が一つひとつ独立して、花が輪生するツリガネニンジンと見分けることが出来ます。

火鉢の中ですくすく伸びたキツリフネ、草丈は一㍍を越えています。この鉢、春一番に芽を出すのは多年草の玉咲きサクラソウ、花が終わる頃に芽を出したのがキツリフネ。種を播いたのではありません、去年もこの鉢でキツリフネが咲いていたのでした。コバギボウシも多年草、これらとの競争で育つからか幹も太く、路地で咲くものより堂々としています。

火鉢の中のキツリフネのアップ、おもしろい花の形です。

フシグロセンノウ、ここ数日の日差しが少ない薄暗い庭でも良く目立つ花です。

アジサイがまだ良い色です。花びらの中心に本当の小さな花が開いています。