雪が解けて一番に咲きだすのがツクモグサ、開花情報は赤岳展望荘のホームページがたより、今年も参考にさせていただき感謝しています。さて、この時季の登山者は私も含めてツクモグサに逢いにやってきます。この花ばかりに目を奪われがちですが、高山植物の宝庫でもある横岳周辺、百花繚乱はまだ先ですが少しは開花も見られるようになってきました。

オヤマノエンドウが咲きだしています。花の盛りになれば、もっと大きな株に出会うことが出来ます。

イワウメ。梅雨時に咲くので、この花もなかなかお目にかかれません。小さな花たちです、写真を圧縮するとどんな花かが分からなくなります、以下の4枚とも大きくして見ることが出来ます。

ミネズオウの花は星を散りばめたように小さい。イワヒゲももう少しで咲きそうです。

コメバツガザクラ、米のような葉っぱに壺型の可愛い花を付けています。

ウラシマツツジの紅葉は美しいのですが、この花は初めて撮りました。写真を良く見ると、枯れていますがそれらしい葉が残っていました。

ミヤマキンバイ、高山植物には黄色の花がなぜか多い。この花も稜線では目立つ存在です。

キバナシャクナゲ、八ヶ岳・横岳の稜線で撮りました。本州では這松が生える標高2500㍍以上の高山でしか見られません。

ハクサンイチゲの蕾を見つけました、一週間ぐらい経てば咲いてくれるでしょう。

キバナノコマノツメ、登山口近い標高1900㍍ほどの渓流沿いで咲いていました。八ヶ岳の稜線砂礫地には、同じような花で葉に光沢があり厚いタカネスミレが咲きます。

シロバナヘビイチゴ、登山口近い草地に咲いていました。写真に収めた時には花の名前は分かりません、葉はどうみてもヘビイチゴです。頭にシロバナを付けて検索するとこの花が見つかりました。

ガスが巻く横岳周辺、ルートと違う岩場から下りようとしていましたが、巻き道に戻ってくれ、見ている方もやれやれでした。

杣添(そまぞえ)尾根の2600㍍付近、北向きの斜面なのでたっぷりの雪が残っていました。背景の山は硫黄岳の稜線、ダケカンバも根曲竹のように押し曲げられています。