桜前線の北上とともに八ヶ岳山麓も暖かくなり、ようやく朝の気温が氷点下を脱するようになりました。今回、横浜から持参した鉢植えの草花たち、夜間は家の中に取り込んでいましたが、様子を見ながら外に慣らそうと思っています。神代ザクラが5日に開花したとのこと、満開になる前が写真を撮るには良いだろうと、昨日(7日)行ってきました。

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北杜市武川町山高にある実相寺の「山高神代ザクラ」です。開花して三日目、2~3分咲きのエドヒガンザクラ、推定樹齢は2000年とも言われています。大正11年に岐阜の淡墨桜、福島の三春滝桜とともに天然記念物第一号の指定を受け、これらと日本の三大ザクラと呼ばれるなかでの兄貴分です。

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根周り11.8m、樹高は中央の幹が欠けたので10.3mと低い。数年かけた樹勢回復の甲斐があって、元気を取り戻し今年も花を咲かせてくれました。今朝のテレビ朝日・モーニングバードで、神代ザクラが取り上げられていました。残念だったのは、山梨県の北杜市にある桜としての紹介でなく、北巨摩郡にあるとテロップが出ていました。2004年に合併して市になったというのに、番組終了までに訂正すらありません。内容をチェックする機能の無い放送、こういうことは毎度のことで、最近は怒るよりもあきれ果てています。

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実相寺境内には、この時季に合わせるようスイセンが沢山咲いています。神代ザクラは、中央左に低いので隠れています、バックのシルエットの山は甲斐駒ヶ岳。朝早く来れば山も良く撮れたのですが、青空が出てきたのは午後、それから来たので致し方ありません。

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逆光で撮った神代ザクラ。枝ぶりが、きり絵のように浮かびあがりました。

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神代ザクラが開花した、この情報はマスコミやインターネットなどで直ぐに広まります。平日ですが、観光バスが何台も訪れていました。北杜市には神田の大糸桜などの名木、名所が他にもありますがまだ蕾の状態のようです。神代ザクラ右隣にある桜も立派、樹齢は100年ほどの神代ザクラの子供とか。

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これは山梨県・身延山のシダレザクラの子供、といっても巨木です。南にある身延では、すでに満開になっていますが、ここでは咲きだしたばかりです。

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福島・三春の滝桜の子供、平成12年に植えたものと看板にありました。郡山に近い「三春の滝桜」をネットで検索してみると、「滝桜は無事です」と。10日ごろ開花かと、今年はライトアップなしとのことでした、原発事故で福島近辺は大変ですが、桜が咲いて笑顔が戻って欲しいし願っています。