今日(7日)の日本列島は広範囲に晴れ、爽やかな秋が広がっています。ここ横浜は、関東南部にある隠れた低気圧の影響とかで雲は多いものの、湿度は40%と過ごしやすい。ここ数日は散歩の足を横浜随一の緑地が広がる円海山まで伸ばし、秋の気配を探し歩いています。標高は153㍍ですから、山というよりは丘と呼んだ方が良さそうな円海山。磯子区・港南区・栄区の境近くの尾根筋に位置し、北側は遮るものが無いので横浜中心部の眺望が良い。関東の富士見百景の一つにも選ばれ、富士山の眺めも良いところです。

円海山でツルウメモドキを見つけました。実が数個弾け、赤い実が顔を出していたので見つけられました。自宅に持ち帰った枝、まだ葉も実も青々としていたのですが、乾燥しているので一晩で実はほとんど弾け、秋を感じさせてくれました。

セイタカアワダチソウが咲き始めました。北アメリカ原産、観賞用として渡来した帰化植物です。花粉症の原因のブタクサと間違われ、肩身の狭い境遇にありました。キク科アキノキリンソウ属ですから、八ヶ岳の山麓で咲いているアキノキリンソウとは近縁なのです。

キンモクセイが今満開です。何処からか、良い匂いが流れてくるように感じます。

アケビの実を見つけました。まだ割れてはいませんが、中の実は熟している頃、もちろんゲットして帰りました。食べるのは勿体ないので、今は飾ってあります。アケビが沢山あれば、種周りの甘いところは食べ、厚い果肉を細かく切って油いため、味噌をあえてのおかずの一品は乙な大人の味です。

シオデの実です。八ヶ岳山麓では6月の半ば頃、山のアスパラガスとも言われるシオデを散歩しながら探します。横浜市郊外の円海山周辺で、山でしかないと思っていたオデが生え、太く長い蔓で他の木々に巻き付き実を付けているのに驚きました。来年の、新芽が伸びる頃が楽しみです。

ヒガンバナが円海山の周辺にまだ残っていました。今年は暑さのために、例年よりも咲き出しが遅かったようです。