今日の八ヶ岳山麓は晴れ、昨日より気温も下がって爽やか。黄砂が飛んできているとか、霞んだ空模様となっています。昨日は各地で30℃と真夏のよう、伸びすぎた草花たちはこの暑さにグタッとしていました。アメダスでは大泉町で27.7℃、山の中でも25℃は超えていました。小屋近くで「山梨」に似たズミ(コナシ)が満開になっていますが、私はこの花の赤い蕾が残っている五分咲き位が好きです。

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「山梨の木」の古木として知られた木が野辺山にあります。野辺山高原は長野県南牧村、清里の隣ですが山梨県ではありません。良い青空があるうちにと「山梨の花」を観に行ってきました。国道141号線を佐久方向に少し走ると野辺山、野菜などが安い「びっくり市場」のすぐ先を右折して1㌔走るとこの木が道の真ん中に立っています。しかし、残念なことにこの梨の木は半分枯れかかっているのか、花も少ししか咲かせていません。

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花の咲いている枝先の背景には、雪の残る八ケ岳がくっきり青空に浮かんでいます。この木の周辺は畑ばかり、全国的に知られた高原野菜の産地です。

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5月5日、カミサンらと「びっくり市場」に買い物に来た折、下見をして、蕾は固く咲くのはだいぶ先とは思いました。枯れかかっているとは・・・。その時はこの写真の案内板だけを撮って帰りました。

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国道141号線へ戻る途中の畑で、満開の山梨の木を見つけました。枯れかかった名木の「山梨の木」は農道の真ん中にあり、根の周りの土がアスファルトに固められ生き続けるには無理があったようです。こちらの山梨もかなりの古木、枝ぶりも見事です。畑の中ですから、後継木としての生育環境は申し分ないでしょう。

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平沢峠で八ケ岳の全景を眺めてきました、ここも南牧村です。飯盛山の登山口で広い駐車場が完備されており、山を眺めに真冬でも来るポイントです。ここは標高が1450㍍、野辺山より高いので、山梨は咲きだしたばかりです。この峠は分水嶺、長野側へ流れた水は千曲川、信濃川となって日本海へ。山梨側に流れると、釜無川、富士川と名を変え太平洋に至ります。

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山梨の花、平沢峠で撮りました。

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八ケ岳高原大橋脇Pからの八ケ岳、眼下の川俣川渓谷周辺も、柔らかな新緑、萌黄色に彩られてきました。

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八ケ岳高原大橋の背後には、右に存在感のある甲斐駒ヶ岳と、まだ雪の多い北岳が望めました。

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黄花のレンゲツツジ、庭に植えて3年目で樹高は20㌢とまだ小さい。今年初めて花を見せてくれました、優しい色合いです。

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レンゲツツジ、山野ではこれからですが、庭の日当たりの良いところで咲きだしました。自生のレンゲツツジは、生育環境で朱色が濃いのも見られます。