今日は快晴ですが、朝から強い風が吹き荒れています。明日(15日)にかけては、北日本から北陸は大荒れの天気とか、低気圧が通過すると強い冬型の気圧配置、今夜からはまた寒くなり山沿いでは雪も舞うとの予報です。冷たい雨が降り続いた後の昨日は、気温が上昇し5月の陽気になるという異常さでした。関東の平地では葉桜になりましたが、武川・実相寺の神代桜は別として、北杜市の沢山ある名桜は、まだこれからも楽しめます。眞原桜並木や白樺派の香りが残る清春芸術村が満開になっています。神田の大イトザクラも見頃になったと、NHK山梨のニュースが伝えていました。

谷戸城跡の桜も、北杜市の名桜の一つにあげられています。しかし、全国的には無名ともいえるローカルなサクラ。城跡からの遮るものが無い八ケ岳の眺望とサクラのコラボ、素晴らしい展望台だと私は思います。城跡入口の桜と雪の残る赤岳の構図は、大好きなワンカットです。

このサクラ、樹齢も種類も記されていません。幹の太さや樹高を見ると、韮崎・わに塚の一本サクラに遜色のない立派な風格があります。周りで咲くソメイヨシノと比べると、ピンクが濃いので、周辺山野で見かけるエドヒガン系の桜だと思います。谷戸城ふるさと歴史館の駐車場前から撮った写真です。

苔むした幹、すらりとした枝ぶりは、素人ですがソメイヨシノとは違った雰囲気を感じます。

太い幹と花との対話、こんな写真も苔むした木肌が撮らせた写真です。

谷戸城跡の外苑から望む八ケ岳、左から編笠山、中央に雪の付いた権現岳、右には主峰の赤岳です。手前の町並みは北杜市大泉町の支所や、金田一春彦図書館などがある中心市街、とはいっても昔の大泉村と変わりはありません。手前の桜を含めて300本のソメイヨシノや、八重桜がこの城跡には植えられて長期に花見が楽しめます。

谷戸城跡からの甲斐駒ヶ岳です、富士山を望むことが出来ますが、この日は霞んでしまいました。平安時代の末期に武田氏の祖、黒源田清光が築いた城跡、平成5年に国指定史跡となり、郭や土塁などが復元整備され、在りし日の姿がよみがえっています。

南アルプス前衛の山並み、鳳凰三山です。地蔵岳の尖った岩峰、オベリスクが写真中央右に黒く見えます。