今日は日本全土久しぶり、高気圧にすっぽり覆われ素晴らしい天気になりました。山梨では昨日から続いて霜注意報がだされ、2月頃に戻ったような陽気。快晴、冷たい空気が入っていれば、満開になっていた王仁塚(わにつか)の桜と八ケ岳を撮れると、気温が上がる前に駆けつけました。

王仁塚(わにつか)の桜は、いくつかのテレビドラマのロケ地や、また雑誌のサクラ特集の一本桜として取り上げられ、人気が急上昇してきました。日本人は桜が好きなのですね、近くの神代桜とセットで訪れる観光バスも増えたようです。この桜は推定樹齢300年、幹回り3.6㍍、樹高17㍍のエドヒガンザクラです。八ケ岳とこのサクラが一緒に撮れるのは、寒さが残る晴れた日に限られるので、写せるチャンスは少ないのです。

ここは甲府盆地のはずれにある韮崎市、八ケ岳の山麓を9:00に出て、この写真を撮ったのは9:45分ですから、そう遠くはありません。田圃の中に一本だけで咲くこの桜、昨日まではライトアップもされていました。数年前、日の出前にここを訪れて、桜と八ケ岳を撮りましたが、暗いうちから沢山の桜好き写真家が陣取りをしているのに驚かされたのを思い出しました。

今日のように昼間は、桜の下や周りにいても文句は言われませんが、早朝など桜の側でうろうろしていると、怒鳴られてしまいます。八ケ岳に陽のあたる一瞬を撮りたいのです、全員のカメラの向きが、サクラと八ケ岳に向けられていました。

帰路、日本タンポポが咲いているのを見つけました。見渡すと周りには、西洋タンポポは生えていません。

ヒメオドリコソウの大群落です、名前の通りに踊りだしそうに見えました。

神田のオオイトザクラ、八ケ岳山麓に戻る際に立ち寄ってみました。標高も高いので咲いていたのは数輪だけ、樹勢回復のためネットが張られて、撮る意欲が失われそうになりながらも、つい来てしまいます。スイセンは見頃になっています、中央線の線路を貨物列車が通って行きました、右に行けば小淵沢駅はもうすぐ、今日は甲斐駒ケ岳も良い顔を見せてくれました。

まだ咲いていない桜を観に、ツアーの方がたくさんやってきました。こちらからは背景に八ケ岳が入ります。ここも、田圃の中の一本桜です。

帰りの道端で今夜のおかず、フキノトウとノカンゾウを採って来ました。