♪さくら さくら、弥生の空は 見渡すかぎり、霞みか雲か、匂ひぞいづる、いざや・・・。今日(1日)都心ではサクラが、平年より早く満開になったそうです。北杜市の桜情報によると、八ケ岳周辺の名桜はほとんどが蕾とのことです。そのなかで、武川町にある神代桜だけは6分咲きでした。今にも降り出しそうな雲行きでしたが、見頃になったとあればじっとしてはいられません。明日にかけては、低気圧の通過で大荒れの予報も出ています、・・・いざや見にゆかん。

山高神代桜(エドヒガンザクラ)、樹齢は約2000年、日本最古で最大級といわれています。日本三大桜の一つ、福島の滝桜や淡墨桜とともに国指定天然記念物(大正11年10月)に指定されています。開花時は淡紅色ですが、満開の頃には白っぽくなります。

幹周りのアップ。根元幹周は11.8㍍、樹高は10.8㍍と低いのは、中心の幹が折れてしまったから。平成14年から土の入れ替えなど、樹勢回復事業により力強い回復が見られているとのことです。花は、ソメイヨシノのようにぱっとは開きません、すぼんでいます。

どちらが表側だか分りません、この写真は境内側から撮りました。

実相寺境内の庭は、良く手入れされ花が欠かさずに咲いています。晴れていれば、バックに雪を頂いた南アルプス、甲斐駒ヶ岳などが顔を出すのでした。

右手前は身延山のしだれ桜の子、といっても樹齢は33年ですから、堂々たるものです、身延では満開ですが、こちらは咲きだしたばかりです。その奥は、ここ神代桜の子、こちらは樹齢60年ですが、親木からみればまだひよっ子です。

日本三大桜の福島・三春の滝桜の子、5年も経てば見違えるように立派になるでしょう、まだ蕾です。

同じく三大桜の岐阜・淡墨桜の子桜、ほころび始めました。