大雪の降った山に、解けるのを待たずに昨日やって来ました。小屋の付近では雪は少なくなっていましたが、先週咲きそうになっていたクロッカスは雪の下に埋もれてしまいました。大泉町で30㌢ほどの積雪だったそうです。天気予報で快晴は今日一日とのこと、今シーズン初めてスノーシューを引っ張り出し、入笠山に出掛けました。

富士見パノラマのゴンドラを下りた、山頂駅を出たところで写した今日の八ケ岳です。10:30分過ぎに撮りました、山頂に登りつくまでこの景色が、残っていることを祈りながら急ぎ登りました。
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入笠山に向かう途中、小屋を出てすぐ近くのところからいつもの南アルプスを眺めました。日当たりのよい県営牧場にも、まだ雪が残っています。9:30分写したものです。写真の甲斐駒ケ岳で今日、滑落事故があり一人が亡くなった、赤岳でも滑落があったそうですが、こちらは命は助かったと夜のニュースが伝えていました。低い山で遊んでいるのならいいが、高い冬山は怖いですね。

入笠山へは富士見町を通り抜け、八ケ岳から見ると反対側にあたる南アルプスから続く山並みに向かいます。富士見町の街中へ八ケ岳の鉢巻道路から下って行くと、畑の中で北アルプスが一望できました。

入笠湿原のシラカバ林、青空に白い幹肌が浮かび上がります。

たっぷり積もった入笠湿原の斜面、50㌢は新雪が積もったようです。カラマツの美林と背後の八ケ岳が、美しいコントラストで迎えてくれました。

山頂からの展望は360度遮るものなし、毎年眺めているのですが見飽きることはありません。北アルプスの乗鞍や穂高の峰々が白い屏風のようです。到着は11:45分、快晴の日曜日とあって、山頂は沢山のハイカーで賑わっていました。

南を望むと左から富士山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が甲乙つけがたい雄姿をみせてくれました。写真をパソコンに転送し初めて気が付きましたが、写っている後姿の女性はゴンドラでご一緒になり話をした方のようです。下山したらまた会って、帰り道でもあり小渕沢駅までお送りしました、不思議な一日でした。

ゴンドラを下りて、山に入るところにある案内看板。ここに表示されている山頂までの所要時間は、少なめのように感じました。

山頂でご満悦なのは、雲爺!ではなかった「とし爺」です。明日は荒れ模様の天気だそうです、どこにも出られない。たくさん写真を撮ったので、明日また続きをアップしましょう。