今日もまた雷注意報が山梨県全域に出されました。東北や関東甲信越は、冷たい北東の風で季節が一ヶ月ほど戻った、肌寒い陽気となっています。不安定な天気では山にも登れません、陽差しが出てきた午後に庭で咲く花を撮ってみました。

庭で咲いたアヤメ、秋に近くの野山歩きしていて穫った種から育ちました。アヤメの群生で有名だった櫛形山は、鹿の食害でほぼ全滅したようです。車山のニッコウキスゲも、鹿に食われています。
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花咲爺さんのように庭に播いたので、あっちこっちでニッコウキスゲと混ざったりして、花を咲かせるまでに育ってきました。嬉しさは半分で、さてどうしたものかと思案をしています。

アッツザクラ、正式な名前はロードヒボキシスというそうです。芽を出してくるのが遅いので、庭では成育場所を奪われていますが、健気に生きています。南アフリカの山岳地原産、園芸業者がアッツ桜と命名したのでしょう。この花を購入したときはアリューシャン列島をイメージしましたが、後々、アッツ島と関係ないのを知りました。

ジキタリス、ヨーロッパ原産の二年草。若葉は食用のコンフリーに似ていますが、有毒です。繁殖力が強いので勝手に増えるのと、大きすぎるので厄介がられています。

アキノキリンソウが庭で咲いています。今頃の陽気を梅雨寒というようですが、まだ秋には早すぎです。花の丈は20㌢と小さいのですが、珍しい黄花に写真に収めてしまいました。パソコンに取り込んでよく見ると、やはりアキノキリンソウ、自然界には何時もこうした驚きがあります。

ムシトリナデシコ、花の下の茎を触ると粘りますが、虫が捕れるほどではありません。山の中ですので、やっと数輪の花を付けました。陽当たりの良い集落に下りていくと、道端をピンクに染めて咲いています。

おまけの画像
スズメバチ、山で一番に怖い相手です。熊などは鈴やラジオを鳴らしておけば、人から逃げるので安心ですが、蜂は厄介です。今は越冬した女王バチが一匹で巣作り子育てをする時季、少しの隙間があれば家の中にも入ってきます。蠅叩きの上に乗った2匹、右の蜂はまだ生きていますが飛ぶ元気はありません。朝からカーテンとガラス窓との狭い空間を飛び回って、草臥れてしまったようです。左のハチは、蠅叩きで一撃したもの。