秋雨前線に台風の影響も重なって、山では雨雲がここ数日とれません。日中の気温が15度程で、11月中旬の陽気と寒い日が続いています。雨の降らない今日は、近場で栗拾いやキノコ採りをして実りの秋を実感したのでした。

山栗です。甘栗で食べるような小さな栗ですので、剥くのは厄介ですが甘い栗です。自然のものですから、虫が入っているものも多い。燻蒸などしていませんので、食べるのが追いつかなくて虫食いになってしまうのが残念です。自宅にも宅急便で送りましたが、拾うのが面白く、散歩の度に増えてしまいます。

ホンシメジを採りました。去年は10月に入ってからでしたので少し早い気がします。いつも採れる秘密の場所は今年も無事、シメジの子供があちこちから顔を覗かせています。

シメジの生えている斜面です。「匂いマツタケ 味シメジ」と昔から言われています、味の代表格です。市販のホンシメジはブナシメジの栽培品で、人工栽培は出来ないようです。
マツタケが出る処もあると聞きますが、こればかりは教えてもらえません。

ムラサキシメジ、晩秋に生えるのですが今年は早すぎです。紫色の笠をもった綺麗なキノコです。このキノコが大好きな近所の方に、初物ですよと届けてあげました。

ハナイグチも顔を出してきました。カラ松林の代表的なキノコ、山梨や長野ではジコボウと呼ばれています。独特の香りとナメコのようなヌメリが、人気の秘密なのかも知れません。朝の気温が10度を切るようになると出てきます。

アミハナイグチ、ハナイグチが出る前に生えていますが、人気は低いようです。もちろん食べられます。