早くも山は秋の気配が漂う毎日、八月も残りが少なくなりました。昨日は久しぶりに晴れましたが、今日は朝から雨が降って午後からは本降りです。明日も雨との予報が出てウンザリ、撮りためてあった写真などを整理して暇つぶしをしています。

小屋の入り口近くに植えてあるヤマユリが、今朝咲きました。折角咲いてくれたのに、雨とは残念です。豪華で「ユリの王様」と呼ばれるに相応しい風貌、大正時代までこの球根は、ヨーロッパなどへの主要な輸出品となっていました。写真をクリックすると大きな画面で観ることが出来ます

背高のっぽのテッポウユリ、今年は去年より花丈は少し低くなったものの、2㍍は越えています。

クサボタン(草牡丹・キンポウゲ科)、先日登った飯盛山で咲いていたものです。雌雄異株とのことで花を比べると少し長さが違うようですが、どちらが雌花か雄花か分かりません。

クサボタン、小さな釣鐘形の花弁がくるっと巻く形が可愛いです。草丈は高く木のようにも見えます。和名は、葉がボタンの葉に似ているので付けられたようです。

シラネセンキュウ(白根川芎・セリ科)が庭で咲いています。多年草ということですが、昨年咲いた場所からは消えて新しい場所で咲いています。飯盛山の山頂周辺でも咲いていました。

ノダケ(野竹・セリ科)、飯盛山で咲いていました。名前は分かりませんでしたが茎が太く、シラネセンキュウと同じ様な袋状の葉柄です。一枚だけ写しておいたもの、シシウド属ということで、なるほどと納得しました。セリ科の中では珍しい花の色です。

コオニユリです。この花も飯盛山で咲いていたもの、逆光でお蔵入りしていたのでしたがキアゲハが写っていたので登場できました。

シャク(杓・セリ科)のようですが、ハッキリ分かりません。庭で毎年白い小さな花を咲かせています。ニンジンやシダの葉のような、細かな羽状の葉です。この草がアゲハチョウのお気に入りとなって、産卵され幼虫に食べられてしまいました。

白い花を付けていたセリ科のシャクらしき枝先には、いつのまにか花の代わりに幼虫が7匹ほど住みつき、葉を食べ尽くして途方に暮れているようでした。

蝶の図鑑で調べ、キアゲハ、4齢の幼虫だと分かりました。シラネセンキュウの下葉に早くも移ってきた幼虫もいます。頭の近くを小枝で触ると、頭の上からにゅっと角らしきものを伸ばします。臭角というのだそうです。もう少し大きく育つと蛹になるのでしょう。