
マツムシソウ(松虫草・マツムシソウ科)が飯盛山で見頃になりました。「植えたように咲いている!」と言う声が聞こえました。水の乏しい登山道周辺のガレ場が、マツムシソウの生育には適しているようです。背景の中央が飯盛山(1643㍍)。今日(22日)は雲は多いものの一日持ってくれましたが、八ヶ岳や南アルプスの山脈を望むことは叶いませんでした。


アサマフウロ(浅間風露・フウロソウ科)は花の盛りは過ぎたようです。フウロソウの中では花も大きく赤花ですので、遠くからでも目立ちます。

ハクサンフウロ(白山風露・フウロソウ科)です。この山では同種のアサマフウロに押されて少数派です。

ソバナ(キキョウ科)が咲いていました、登山道から10㍍ほど下った崖の途中です。ツリガネニンジンなら庭でも咲いているので珍しくはありませんが、花の開き方が違うようです、傍に近寄ってソバナと確認しました。

サワヒヨドリ(沢鵯・キク科)が咲いています。フジバカマ属ということで、薄いピンクのモヤモヤが特徴です。葉の数が違うヨツバヒヨドリと花だけでは区別出来ません。

シモツケソウがまだ花を残してくれていました。赤色が強いので、アカバナシモツケソウと霧ヶ峰・八島ヶ原で呼んでいるものと同じかもしれません。

コウリンカは変わった花です。花の色は生育地によって違いが見られるようです。

ヤマハハコ

ノコギリソウ

アキノキリンソウが咲き始めました。高原の秋を彩る欠かせない花です。

ハンゴンソウです。草原や林縁でひときわ背が高く群生し黄花を付けるので目立ちます。この花はキオンに似ていますが、舌状花の数と葉の形が羽状ということで見分けることが出来ます。

ルリトラノオだと思います。葉の付き方がクガイソウだと4枚以上が輪生していますが、この花の葉は2枚の対生です。