昨日と今日は梅雨も一休み、気温も上がって夏日になりました。東京や横浜で太陽が顔を出したのは、8日ぶりだそうです。八ヶ岳生まれのオダマキやホタルブクロは二年目、花の盛りはすでに過ぎていましたが、山から戻った私を出迎えるかのように花を残してくれました。

ネジバナ(捩花・ラン科の多年草)別名モジズリが沢山咲いていました。横浜郊外の自宅周辺をぶらぶらと散策すると、手入れがされていない公園の草地や芝生から、ニョキニョキとピンクの花茎が立ち上がっています。花の付く位置が茎の回りに螺旋状に並んで、ピンクの小さな口を開けているようです。ネジバナを単独で鉢植えにすると枯れてしまうと聞きました、他の植物と一緒に生育することで何かを貰って成長する、自然は不思議なことが沢山あります。上下の写真クリックすると大きくなります

キバナノヤマオダマキは大きな株になりました。花も終わりに近く、種が沢山出来ています。北側の陽当たりの悪い、アブチロンの下に植えたのですが、温度が高いので日陰でも十分に育っています。

キツリフネが咲きました。昨年、八ヶ岳で育ったキツリフネの子供を横浜に移植、花が咲きました、ホウセンカの仲間ですから勝手に種を飛ばし、今年は増えています。山に咲くこの花、知らない人が見たら草むらに変な花が咲いていると、驚くかも知れません。

ヤマホタルブクロも花は終わりそうです。平地にあるホタルブクロとの違いは、花の上にある緑の萼片が少し違うだけですから、殆ど見分けは付きません。萼片の間にめくれているような付属体がゴチャゴチャあるのがホタルブクロ、萼片の間(指の間のようなところ)がスッキリ膨らんでいるだけがヤマホタルブクロ、高い山では昼夜の気温差で赤紫色がもっと濃いようです。