梅雨入りして3日目、朝から雲に覆われていましたが3時過ぎて雨が降ってきました。今年の梅雨入りは昨年より早く雨も多いので、成長期の植物たちにとっては何よりのご馳走のようです。昨日は薄日が漏れる天気なので、つつじ祭りを前に美し森に出かけレンゲツツジを観てきました。

「清里高原つつじ祭り」は6月7日から15日まで開かれます。会場の美し森は標高が1500㍍前後、私の庭では終わってしまったレンゲツツジが咲き出しました。陽当たりの悪いところで咲く我が家のツツジと比べ、赤い色の濃さには圧倒されます。大きな画面はクリックすると元画面を観ることが出来ます

美し森山への登り口の看板。山頂の標高は1542㍍、木道が整備されています。

山頂から新緑が濃くなってきた山道を歩いて、まだ残っていた三ツ葉ツツジを見つけました。薄青のこの花は、まだ寒さの残る頃に一番先に咲きだします。

ヤマツツジも咲き出しました。平地よりも赤い色が強いようです。

ズミ(酢実・バラ科)が咲き始めました。樹皮を煮出して染料にしたことから、「染み」が変化しての名前だそうです。別名はコナシ、上高地のコナシ平はこの樹が多いのでその名が付けられたようです。花は白いのですが、蕾は赤っぽいので紅白の取り合わせが綺麗です。

ミヤマザクラ(深山桜・バラ科)が咲いていました。前回アップしたサワフタギと、花だけ観ると区別がつきません。

美し森山の裏にある湿地で、クリンソウ(九輪草・サクラソウ科)が群生していました。観光のお客さんも、ここにはあまり来ていないようです。

ミズバショウの葉は大きくなってお化けのよう、白い清楚な姿は想像できません。

ニリンソウ(二輪草・キンポウゲ科)の群生です。この山野草の新芽は食べられますが、花を観ないで食べるのは勿体ないです。トリカブトと同じ科なので、葉はそっくり。誤食しての中毒事故を良く耳にします。