沖縄地方気象台が梅雨入りした模様、と発表があったのは22日でした(昨年の梅雨入りは5月16日、平年は5月8日頃)。温暖化の影響で梅雨入りや梅雨明けも、昔とずいぶんとズレが出ているようです。前線の北上で関東の広い範囲では、強い雨が昨夜から続いています。植物達の成長する時季の雨は、田植えの進む八ヶ岳山麓では、ありがたい天からの授かり物です。

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オオヤマオダマキが咲きました。青い色のミヤマオダマキと同じ白馬山麓生まれです。ヤマオダマキの距の先端が内側に強く巻き込んだもの、花が大きいから「オオ」を頭に付けたのではなく、区別するために付けた名前のようです。
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ヤマオダマキ、2007年7月に霧ヶ峰・車山高原で撮ったもの。
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キバナノヤマオダマキ、昨年7月に近くの空き地で写したもの、私の小屋近くの八ヶ岳山麓では、殆どがキバナのオダマキでまだ花芽は上がっていません。
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カタクリが咲いていた火鉢、花後は地に下ろして今は、マツムシソウとコバギボウシを植えました。山取したコバギボウシ、芽が出たばかりのものでしたが順調に育っています。
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オオバギボウシの新芽、適当に間引いてはお浸しで食べていますが、此の新芽たちは生き残りました。茹でてから酢みそやごまあえ、煮浸し、汁の実、天ぷらも良い。ウルイという名前で、山梨や長野の地元スーパーでも売られています。
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コバイケイソウは毒草です。ギボウシと間違えて食べ、食中毒を起こしたと毎年のように耳にします。葉脈の入り方や、何処にバイケイソウが出てギボウシはどこに生えるかを知っていれば、間違って食することは避けられます。
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昨年6月、横岳に登る途中で雪渓の脇にコバイケイソウの群落を見つけ撮ったものです、バナナのような芽出し直後や、成長度合いの変化した姿が見られたので写しておいたものです。
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トリカブトの新芽、ニリンソウと間違えて食べ中毒になるケースも良くあり、山梨の放送では注意を呼びかけています。この写真は先日、編笠山登山の途中に撮ったもの、他の山野草に先駆け芽出しをしているので目立ちました。同じキンポウゲ科で葉もそっくりですから、見分けることは困難、食べないことが一番安心です。
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マイズルソウ、編笠への登山道には、標高2000㍍程の高さまで途切れることなくマイズルソウが生えています。石の上や割れ目といった土の無いようなところでも頑張り花芽を立ち上げています。地下根ではなく、風で種が飛び増えているようです。