3万株ものザゼンソウが3月下旬から4月上旬に咲くと聞き、4月1日に諏訪市の有賀峠近くにある矢ノ澤湿原に行ってきました。ザゼンソウやミズバショウの花が数日前の雪のお陰で引き立ち、良い写真を撮ることが出来ました。

このザゼンソウは、遊歩道側に良い顔を見せてくれました。暗赤褐色の仏炎苞は中の花の保温に役立つとのことです。大きな写真はクリックすると元の大きな画面で観ることが出来ます

雪の中からニョキニョキと顔を出しているザゼンソウ。この雪は最近降った雪だと思いますので、後から雪を被ったのでしょう。


このミズバショウはスリムです、良い花を付けてくれました。

写す側の都合に合わせたミズバショウとのツーショット、自然はこうした注文に背を向けてしまいます。上手い具合に混在して咲くといった、良い対象にはなかなか巡り会えませんでした。

このザゼンソウは花を良くみせてくれました。それぞれの花は、同じ方向に顔を向けて咲くことは残念ながらありません。逆光になると苞の中が暗くなり、遠いとフラッシュも届かないので仲々良いショットに遇えないのです。

林の奥で少し遠かったのですが雪も残り、木漏れ日が入っていたのでまずまずの写真です。もう少し群生していれば申し分ありませんでした。この湿原には初めて来ました、少し葉の出るこれからが見頃になるのでしょう。

矢ノ澤同好会が建てた、ザゼンソウやミズバショウについての案内板。此によるとミズバショウは他から移植したと書いてありました。小さくすると字が読めませんので、大きな写真でアップしました。

この湿原はサッカーグランド一面ほどの広さ、木道が整備されており安全に観察や撮影が出来るのはありがたいことです。花王が管理のスポンサーになっているとのこと、自然保護などに企業がお金を出すのが少なくなってきた今日、社会的存在の企業がまだあったかと、少し嬉しくなりました。