桜前線は福島まできたとのことですが、北海道東部では猛吹雪だそうです。真冬の寒気が入って雪が舞い強風が吹き荒れました。春休みということで八ヶ岳山麓にも大勢の方が訪れていますが、寒さに震え上がっていることでしょう。咲き出したばかりの草花たちも、春の雪に耐えて頑張っています。

陽当たりの良いところで満開に咲いていたスイセン、積雪は5㌢ほどだったので大丈夫でした。「♪氷解け去り 葦は角ぐむ さては時ぞと 思うあやにく 今日もきのうも 雪の空 今日もきのうも 雪の空」(早春賦)。を口ずさみたくなるほどの、朝は氷点下の冬に戻って霜注意報がでています。

クロッカスは寒さで、花を開けないでいます。

フクジュソウは、お日様が顔をだして気温が上がれば花を開いてくれるのですが、まだのようです。

キクザキイチゲ(菊咲一華・キンポウゲ科)、別名キクザキイチリンソウともいう、雪解け直ぐに花を咲かせるのですが、暖かな日の後の急な降雪で元気がありません。

イワウチワ(イワウメ科)、艶やかな葉はイワカガミに似ています。花茎を伸ばしピンクの花を付けるのも近いと思います。

山菜の行者ニンニクが、ウルイ(オオバギボウシの若芽)のように葉芽を伸ばしてきました。葉っぱを天ぷらにして食べるのが、春の楽しみになっています。