低気圧の発達により9日午後から、東海・関東と広い範囲で雪が降りました、大雪です。普段雪の少ない私の住む八ヶ岳南麓も、3日に続いての大雪、今日も(10日)朝から雪掻きに汗を流しました。雪の降る前日の8日、「八ヶ岳歩こう会」の「冬の大同心を見に行こう!」に参加し、赤岳~横岳の直ぐ下の山麓をスノーシューで歩いてきました。

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この日の目的である大同心は、横岳直下の岩壁に聳える奇妙な形の岩峰です。自然が作った大仏様のような岩の塊、近くで見ると迫力があります。山麓は雲一つ無い快晴でしたが、山頂付近はやはり冬ですね、雲がいつも懸かっていたのは残念でした。クリックすると大きな画面で見ることが出来ます
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赤岳小屋に車を停め9時に出発、美濃戸山荘前で赤岳に向かう登山道は南沢と北沢に分かれます。私たちは往きは南沢を登りました。
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南沢はシラビソの樹林帯のコース、16人の大部隊ですのでスローペースはいたしかたありません、スノーシューでゆっくりと登りました。冬山の人気コースだけあって入山者も多く、雪道はしっかり踏まれておりスノーシューが無くとも十分に歩けます。
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待望の大同心が見えました。11時45分着、疲労で皆の足を引っ張った女性一人が、ここからリーダーに伴われて下山をしました。誰でも参加できる楽なコースという案内を見ての参加だったのですが、標高差400㍍の雪道を2~3時間歩くのは体力も必要なのでした。
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大同心をバックに喜んでいるのが、ノーテンキの私です。
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赤岳への稜線、展望荘のある尾根がすぐ目の前に見られるところまで登ってきました。
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山頂直下の赤岳展望荘が、ハッキリと見えました。
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行者小屋(2345㍍)から眺めた赤岳(2899㍍)、雪がなければここから1時間30分で、山頂に立つことが出来るのです。到着は12時30分、昼飯を小屋の前で食べました。ここ行者小屋、年末年始は営業していましたが今はお休みです。クリックすると大きな画面で見ることが出来ます
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行者小屋前には小さなテント村が出来ていました、学生達の冬山合宿の様子でした。阿弥陀岳(2805㍍)が目の前に聳えています。
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行者小屋を出ると、帰路の北沢ルートへの道標がありました。私はここからスノーシューをザックに括り付けて、軽アイゼンを付けて歩きました。しっかり踏まれているので、スノーシューを引きずって歩くよりも楽な感じです。
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赤岳鉱泉に向かう下山路で、大同心に陽ざしが当たった一瞬を撮ることが出来た。
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通年営業の赤岳鉱泉で、靴を脱いでのコーヒータイム。小屋脇には、アイスクライミング練習用の氷壁があります。人工の巨大な氷柱を作るのは、寒い中での作業で大変だったろうな、等と感心しながら眺めてきました。16時に赤岳山荘に到着、帰路につきました。美濃戸口までの雪も深く狭い雪道を冷や汗かいての運転でした。集合地点のスパティオ小淵沢で「車出して」と歩こう会事務局長に言われてOKしたものの、この道を冬に走るのは初めてです。この日の参加者16人が3台の車に分乗したので、心強く何とか私も行けましたが、一人ではとても走れない雪の山道でした。
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「八ヶ岳歩こう会」の会員でもある「ペンションZOOM」のママさんから写真を送って頂いたので、集合写真だけ追加アップしました。