横浜に帰る土産にと、山荘近くの山にキノコ採りに入りました。地表の気温が10度を切るようになると採れるるようになるのが「ハナイグチ」。地元山梨や長野ではジコボウなどと呼んでいる、カラ松林を代表するこのキノコを採りに行ったのですが、ホンシメジの大群落を発見したのです。

一坪ほどの斜面に、あっちにもこっちにも、ボコッボコッとかたまって生えています。天然の舞茸を見つけた人が、嬉しさのあまりに舞い踊ったからその名が付いた?それと同じような心境でした。レジ袋しか持ってこなかったので、山荘に籠を取りに戻りました。籠一杯になったホンシメジ、我が家だけでは食べ切れませんので近くの定住されている方達にもお裾分けしました。キノコは親兄弟にも、その採れたところは教えないと言われていますので、もちろんご近所の人に教える事はしませんでした。来年もこの場所が無事なことを祈って帰りました。

ハナイグチ、この時季になると地元スーパーの店頭にも並ぶほど、山国では知られたキノコです。

ムラサキシメジ、キノコの図鑑によると「毒?」の表示があります。秋遅くまで採れ、店頭などで売られています。笠の表面が寒さとともに薄紫色になってきます。このキノコも群生しているので見つければ、沢山収穫することが出来ます。

この日の収穫、左はハナイグチ、中央がホンシメジ(二人にあげたので少なくなりました)、右がムラサキシメジです。