八ヶ岳山麓にもようやく秋らしい冷え込みがやってきました。朝は10度と肌寒い季節が到来、ストーブはまだ早いのでホットカーペットを出して昼寝を楽しんでいます。22日にカミサンらと山に来ましたが、昨日の午後に帰浜したのでやっと気ままな一人暮らしが楽しめそう。週間予報では晴れが続きそうというので、秋の空を観るのを楽しみにしていたのですが、雲の多い日が続いている。今年は紅葉も少し遅くなりそうな気配です。

ホウオウシャジン、南アルプス鳳凰三山の特産種、高山帯の岩場に分布。シャジンは人参の意、キキョウ科。ツリガネニンジンと同じような釣り鐘形の花、花茎の長さは20~30㎝もあります。山梨県高山植物の保護、規制対象植物22種に指定されているこの花、八ヶ岳山麓の長野側・原村の高山植物を扱う店でこの秋に買ったもの。栽培業や販売業を営む者は知事への届け出、営業に際しては帳簿を備え、買い入れ販売について記録保存しなければならないことを、山荘に帰ってから保護条例抜粋のパンフレットを見て知りました。

シオンです。花丈が1.5メートルにもなる大型の菊科シオン属の花、山麓の農家の庭先や山林でも咲いています。葉は幅10㎝長さが30㎝もあるヘラ状長だ円ですので、他の花たちが日陰になってしまいました。狭い庭ですので、どこかに移植しなければと考えています。

トリカブト、近くの山林から採って山荘の庭に植えたものですが、色は高山のものより薄いようです。葉っぱの形からミヤマトリカブトかな、と思うのですがハッキリしません。シオンやリンドウなどと同じような藍色の花は、秋を告げる花です。

シュウメイギクが花の少なくなった山荘の庭を、華やかに彩ってくれています。

ホトトギス、この花が一般的に栽培されているホトトギスです。梅雨時に枝を挿せば、簡単に増やすことが出来ます。

キバナノホトトギス、黄花が庭に沢山あるからどうぞ、というご近所の方の好意で何株も勝手に頂いて植えたものが今年はよい花を咲かせてくれました。黄花ということですが、白に近いようです。

ヤマホトトギス、夏に咲いていたのですが、秋になって枝の途中からまた咲いてくれました。山の中に自然に生育しているホトトギス、素人判断ですが、これが栽培種の原種なのかなと思っています。
ラジオを聞きながらこのブログの原稿を作っていたら、昼のニュースで地元の小学生が「風林火山」のムラサキイネを今日、刈り取ったとのこと。小淵沢駅と甲斐小泉駅間の田圃に「風林火山」の字が描かれているのを、先日アップしました。その時は甲斐駒ヶ岳が顔を隠していたので、出直そうとしていた矢先で残念。ヒトメボレは来月に刈り取るとのことです、青空が出たらまた見に行ってみましょう、稲刈りが終わらないことを祈っています。