梅雨入り前に何日か山に行ってこよう、ということで八ヶ岳山麓にまた来てしまいました。留守した 10日の間に、雑草は伸びるしレンゲツツジは咲き終わって半分以上花が落ちてしまいました。 初夏の訪れを告げる「清里高原つつじ祭り」が2日から開かれたので、昨日の午後にレンゲツツジを 観に行ってきました。

昨年はこのつつじ祭り初日には、咲いていませんでした。今年は暖冬だから早いだろうと思っていたのですが、駐車場近くで少し咲き出した程度、美し森の頂上ではレンゲツツジの蕾はやっと色付きだしたところです。寒さに耐えてきたここのレンゲツツジ、咲きだしたその朱色は私の庭にあるのより色が濃いのです。花の背景に霞んでいる中央の山は茅が岳、百名山の深田久弥が登山中に亡くなった山です。

観光客の来ない登山道に入り、咲き出したばかりの草花などを探しながら散策をしてきました。ベニバナイチヤクソウを見つけました、ベニバナは八ヶ岳だけのようです。


ミヤマキケマンが沢沿いの湿地に咲いていました。昨年は群生していたのですが、咲いているのを見たのはこの株だけ、宿根草ではないので消えてしまったのでしょうか。

ニリンソウは近くの沢沿いであちこちに群生していました。

ミヤマザクラが咲いているのをやっと見つけました、これから山荘近くの山でも咲き出すでしょう。

コナシは美し森ではまだのようで、蕾がピンクに膨らんできました。

このスズランは私の庭にある、日本のスズランです。大きな葉の下に釣鐘形の花が、下向きに隠れて咲いていました。

これはドイツスズランです。花茎が葉と同じ高さで、咲いている花がよく見えます。