横浜からマイクロバスで白馬に来る友人達は、予定より2時間も遅れてゴンドラ乗り場に到着とのこと。八ヶ岳山麓から来た私は、予定よりも早い到着でしたので「ホテルくらや」で待機、昼食をとってからゴンドラ乗り場までウオーキングです。

山麓の林で、オオイワカガミが咲いていました。鏡のようなつややかな丸い大葉を付けるのでこの名になりました、濃いピンク色の花が輝くようです。八ヶ岳では同じ仲間のコイワカガミが、登山道でこれから咲き始めます。

兎平の雪が消えたゲレンデには、ショウジョウバカマだけが沢山咲いていました。カタクリが群生し咲いているのを、リフトから見つけたのですが、撮りに戻るには時間がないので諦めました。

ミヤマオダマキが白馬から戻ったら、山荘の庭で咲いていました。この花は白馬山麓生まれの三年生、この植物の持っている体内時計がまだ八ヶ岳の気候と少しズレがあるようです。八ヶ岳の自生のキバナのオダマキは、まだ花芽を持たないのに咲き出しているのです。

長野オリンピック女子滑降のスタート地点、黒菱の斜面で蕗の薹を採ります。今回は山菜採りがメーンで横浜から来たので、みんな沢山採って満足そうです。雪の消えた後にでる蕗の薹は群生して、一つひとつが大きいのです。

このイタドリは八ヶ岳山麓で採りました、半分ほど皮をむき出して記録を思い出し、写真に収めたものです。これでキンピラを作り持参し、白馬に来た友人達や奥さん方に夕食時に味見をして貰ったら好評でした。翌日にはワラビや蕗、そしてもちろんイタドリも沢山採りました。イタドリのキンピラ、作り方のコーチはもちろん私です。

このタラの芽は地のものではありません、今回参加した猟をする友が白山から採ってきたもの。この天ぷらは何よりのご馳走でした。コシアブラの天ぷらもあっさりして旨い。白馬の急峻な沢でしか採れないガケアザミ、サワアザミ?は、一度忘れられない味でするが「くらや」のご主人の案内がないと採れないのが悔しい。八ヶ岳にはないので私はアザミだけは持ち帰りました。このアザミは茎を食べます。みそ漬けや塩湯でしての和え物、お浸し、みそ汁、煮物と万能の山菜ですが、採れる量が少ないので市場には出回っていません。

「ホテルくらや」はスキーでお世話になるホテルですが、通年営業しています。温泉があってアットホーム食事が旨いのですから私もリピーターになってしまいました。今回、私たちが泊まった3日間は貸し切り。夕食後の食堂は歌声喫茶に早変わりして、「千の風になって」や叙情歌を歌いまくったのでした。同行のMさんから写真が届きましたので追加アップしました。
「ホテルくらや」http://www.hotel-kuraya.com/