今年の紅葉は平年より一週間ほど遅れている、と聞きました。そのお陰で終わっているはずの蓼科でのカラマツの紅葉を観ることができたりして、良いこともあるものです。11月1日、蓼科東急リゾート裏山の八子ヶ峰(標高1834㍍)をトレッキングしてきました。蓼科山が目の前に聳え、北横岳から南へ八ヶ岳の山脈や南アルプスの山々も見渡せます。この日は暖かかったので、富士山や遠くの北アルプスなどは霞がかかって望むことが出来ず残念でした。マユミが満開に咲いていました。麦草峠から蓼科に下ってくるときに見つけたのですが、大きな木なので花をアップに映すことは出来ません。カラマツの紅葉に負けじと青空の下で、ピンクの花を沢山付け存在をアピールしていました。イメージ 1

イメージ 2山道の至るところにマツムシソウの一年目の幼草が根生葉を伸ばし、冬を越す備えをしています。今年は暖かかったので、マツムシソウがまだ咲いていました。一旦咲いた枝から脇芽が出て花を咲かせているのでした。山の中は薄氷の張る気温なのにめげずに咲いているのには感心しました。

イメージ 3シラネセンキュウ(セリ科)が小さな白い花をたくさん付け、沢縁で咲いてしました。この花は秋遅くまで咲いています。

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イメージ 5ダイモンジソウ(ユキノシタ科)とリンドウは我が家の庭で咲いていたもの、落ち葉がどんどん降り積もるこの時季に、やっと咲きました。

イメージ 6東急リゾート前の池周辺は紅葉が真っ盛りです。

イメージ 7蓼科山が正面に聳えています。

イメージ 8八子ヶ峰は近くの車山と同じほどの高さ、一面にクマザサが生い茂る大きな草原です。エゾカワラナデシコやショージョーバカマ、レンゲツツジなどが観られるポイントもあります。