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山道でクリンソウが2株咲いているのを見つけました。この花があるのなら周りにもある筈と視線を上にあげてみると、小さな水の流れの上流にも赤い花が見えます。林道をはずれて50メートルほど登ると、目に飛び込んできたのは真っ赤な風景。テニスコート一面ほどの湿地は、クリンソウだらけです。マルバダケブキ(丸葉岳蕗)も大きな葉を広げ出して群生していますので、8月頃にはこの斜面が一面黄色に染まるかもしれません。この場所が私だけの秘密のポイントなら嬉しいのですが、ウオッチャーはいるものですね、すでに足跡がありました。たぶんまだ広くは知られていないので、荒らされていませんから暫くは楽しめそうです。

14日は雲が多いものの、雨は心配なさそうということで、横浜に帰る前に山の様子を見に出かけました。今回は美し森の手前にある天女山です、山荘から八ヶ岳横断道路を走って約20分、山頂まで車で入れます。標高は1529㍍ですので、美し森と同じぐらいの高さです。
レンゲツツジやヤマツツジがカラマツの緑に映え、今を盛りと咲いています。晴れているのですが雲が多く、周りの山は見えません。

天女山から15分ほど登ると、天の河原に着きます。ここは南と東側がガレ場となっているので展望は良い場所です。晴れていれば富士山や南アルプスの山脈、金峰山、茅が岳などが一望出来るのですがこの日は残念です。天の河原山頂周辺には貴重な、オキナグサが群生しています。急斜面のガレ場にあった株は殆どが消えてしまいました、流されてしまったのでしょうか。

オキナグサはメシベの毛が、綿帽子のようになったとき、お年寄りの頭髪に似ているところから、「翁草」の名前が付いたといわれています。花が終わった今は、光沢のある絹毛から綿帽子に変わろうとしています。花の咲いている写真は、4月に三分一湧水公園で写したものです。

天の河原からは、三ツ頭、権現岳を経由して赤岳に登ることが出来ます。今日は山登りではなく花のウオッチングですので、山腹を周っている径に入ってみました。そこでクリンソウの群生している所を見つけたのです。うっそうとした原生林の中は、獣の足跡があります。熊よけの鈴はつけていますが、念のためにもラジオの音を上げました、一人で山に入るときは細心の注意が必要です。

雨に追われるように横浜に帰ってきましたが、帰る前に見ると庭の黄花オダマキが一輪咲きだしました。このオダマキは生命力が旺盛で、入り口の玉石の間からも花芽を伸ばしています。これは昨年、芽を出したものを取らないでいたからで、留守のうちに玄関口に綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。