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念願の熊野古道を歩いてきました。江戸時代には蟻の熊野詣でと言われたほど大勢の人々が歩いた、田辺から入り本宮に至る中世のメインルート中辺路。このコースを4月12日から二泊三日と時間をかけて、ゆっくり歩いてきました。熊野古道を歩こう!という呼びかけの輪があっというまに仲間・友人の中で広がり34人の団体となってしまったのです。大勢になれば、歩くスピードが遅くなるのは致し方ありません。

紀伊山地の霊場と参詣道が、2004年4月にユネスコの世界遺産として登録されたことから、もっと多くの人々がこのコースを歩いているかと想像しましたが、世界遺産の熱も冷めてきたのでしょうか、そんなに歩いてなさそうです。神仏の霊場として広く人々の信仰を集めたこの地を私たちは、たいした信仰心も持ち合わせずにウォーキングの延長でここを選択。難航苦行して歩いた往時の方々に比べるべくもないが、歩いてきました。山桜が咲いていくと山の色が変わり、春らしい柔らかな風が歩いていく私たちには気持ちがよい。三ツ葉ツツジの薄紫の花が、山裾や林道脇に目立ち疲れた体を元気にしてくれます。遠く高野山を望む尾根筋に立つて山々を眺めると、紀伊の山が深いことがよく分かります。

熊野本宮大社の鳥居をくぐり、幟がはためく158段の石段を登って本殿にお参り、38.5㌔を無事に踏破出来たお礼をしました。次は真言密教の根本道場である高野山や、吉野・大峰を訪れたいと想っています。