イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

『春が来た』   「春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た 野にも来た 花が咲く 花が咲く どこに咲く 山に咲く 里に咲く 野にも咲く  鳥が鳴く 鳥が鳴く どこで鳴く 山で鳴く 里で鳴く 野でも鳴く」(高野辰之作詞 岡野貞一作曲「春の小川」もこの二人が作った歌です)

「NHKみんなの童謡」で流れていました。信州の山里に遅い春がやってきた喜びが歌われているようです。久しぶりに聞いたこの歌、ちょっぴり山暮らしをしている私も「春が来た」喜びは同じく嬉しいもの、いつのまにか一緒に口ずさんでいました。詩がいいですね。

30日は思いがけない雪、東北や北陸でもだいぶ降ったようで、氷点下の真冬に戻ったようでした。しかし、この寒さは一時的で4月に入ると、待ちかねた春らしい日が八ヶ岳山麓にもやってきました。山荘周辺の雪は、陽が出るとすぐに解けてくれました。クロッカスカタクリの花芽は、雪にも負けずにピンと茎を伸ばしていまにも咲きそうな気配です。翌日には当然のようにきれいな花を咲かせてくれ、山にも遅い「春が来た」ことを実感しました。庭に積もっていた落ち葉を熊手で浚うと、草花の芽がぼちぼち出始めています。もう落ち葉の布団をどけても大丈夫でしよう。

ぽかぽか陽気に誘われて、美し森から羽衣の池まで歩いてきました。暖かくなったとはいえ、山にはまだ雪が沢山残っていました。美し森駐車場の売店で聞いたところ、30日は猛烈に吹雪いたとのことでした。心配性な私は、昨年も4月に入ってから積雪があったので、ノーマルタイヤに履き替えるのはもう少し様子を見てからに、と思うのです。

北杜市武川町の実相寺境内にある山高神代桜を見に行きました。天然記念物に指定されているこの桜、樹齢は推定で2000年だそうですが風格はさすがです。エドヒガンザクラという種類、咲き出しはピンクでだんだん白くなってくるとのことです。根の周りの土を全て入れ替えたことで元気を取り戻し、今年も立派に咲いてくれました。多くの訪れる人を楽しませてくれるこの桜、咲くには地元の方々の並々ならぬご苦労があったればこそ、を肝に銘じたいと思います。甲斐駒ヶ岳の白く輝く峰を背にした、ほぼ満開の神代桜を見られた喜びは、今日一日私を幸せな気分してくれたのでした。