3月8日、ラストスキーに誘われ白馬&栂池まで遠征しました。クロスカントリー用の板とスノーシューも持参、スキー仲間と滑るのはもちろんですが、長野オリンピックでクロスカントリーの会場となったスノーハープを歩くことと、栂池自然園でスノーシューをするという、何とも欲張りな魂胆でした。運が良かったのでしょう、11日の帰る日まで天候にも恵まれ雪を堪能、これで今シーズンの雪遊びに別れを告げることができそうです。
八ヶ岳の山荘を7時半に出て栂池ゴンドラ乗り場に着いたのは10時、自然園までのロープウェイは11日からの運転とのこと。直前に電話で確認を怠った大失敗でした。ゴンドラリフトで栂の森まで登るか、と思い直して乗ったら、今度は上部が強風のため中間の白樺駅で運転中止、降ろされる羽目になってしまう。弱り目にたたり目とはこのことです。スノーシューで山麓駅まで戻って白馬のスノーハープでのクロスカンとなった慌ただしい初日でした。
スキーの宿は顔なじみの「ホテルくらや」、おかみさんの少し滑ってきたらとの言葉に乗せられ、リフトがとまるまでにと黒菱まで上がり、この日は一本だけ滑りましたが、昼間の暖かさで緩んだ雪が凍り付きガリガリ状態でした。次の日から二日間はスキー仲間と合流してのスキー三昧、雪質は午後になるとだめですね。降っている1~2月の雪は満足だがめったに山が見えない。私は山が見えるのが好きなので、ラストスキーの時だけここに来るようになってしまいました。
写真1は朝日に輝く白馬三山(右から白馬岳、杓子岳、鑓ケ岳)。寝坊して日の出には間に合いませんでしたが、二日も通った甲斐があってやっと朝の山を見ることが出来ました。松川に架かる白馬大橋から撮ったものです。写真2は同じ三山を、八方尾根のリフトを一番上まで乗り継いだ山荘付近から写したもの。写真3は同じ所から反対方向の鹿島槍ケ岳・五龍岳を撮りました。
写真4は栂池自然園でのスノーシューにご満悦の私。11日がロープウェイ春期営業開始ということから、白馬で滑る友人と別れて私一人でやって来ました。土曜日でゴンドラも長い行列、入山届けを書かないとロープウェイのチケットは買えない。下車した栂池ロープウェイの自然園駅では、係員から中部国立公園である大雪原でのウオークの仕方や諸注意をうけての入山でした。写真12はツアーコースの記してあるパンフ。
写真5はロープウェイの中から白馬岳を撮ったもので、白黒写真のようですが黒く写っているのはシラビソの林。写真6は自然園の中。雪が消えれば木道に沿って高山植物の花を楽しみながら周遊出来ます。この日は快晴で4月頃の陽気とあって、沢山のスノーシューやテレマークスキーを履いた人たちが来て雪原に踏み跡を残していました。写真7は栂池ヒュッテ、雪が解けてきたので屋根が見えるようになってきました。写真8は昨年7月に同ヒュッテを写したものです。
写真9はスノーハープでの私。受付で村外者料金400円を払いゼッケンを付けてコースへ出たが人影は見えない。山の中に圧雪されたコースが造られていて滑った跡はあるのだが5㌔コースを完走するまで誰にも会わなかったのも寂しい限りです。暖かくて雪も重くスキーは滑らず、急な下りでは何度も転けて長い板を持て余したのが正直なところです。
写真10は同所の管理棟にあったスペシャルオリンピックスの看板。昨年3月長野で開かれた知的障害者の大会で、クロスカントリーの会場となったのでした。同大会直前に、クロアチア選手団が山梨県北杜市に滞在、練習や地域交流した際に私も送迎ボランティアをしたのを思いだします。写真11は八ヶ岳山麓にクロアチア選手団が到着したときの様子です。