長い間、ブログを休ませて頂きましたが、これから自分の思いを書き
綴っていきたいと思います。お目を通して頂ければ幸いです。
西区の皆さんのご支持を賜り、名古屋市議にさせて頂いてから2年
が経過しました。 この二年間を振り返り、反省を踏まえ 今後の抱負・
指針を述べさせていただきます。
まず念頭に置く基本姿勢は、「小さな市政」 を目指すことです。その
理由は、下記のデータを見て頂ければご納得がいくかと思われます。
◎ これからの日本の人口
平成24(2012)年1月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した
「日本の将来推計人口」 によれば、我が国の総人口は、今後、長期
の人口減少過程に入り、平成38(2026)年に人口1億2,000万人を下
回 った後も減少を続け、60(2048)年には1億人を割って9,913万人と
なり、平成72(2060)年には8,674万人になると推計されています。
少子高齢化が重要な課題になっていますが、65歳以上の全人口に
占める高齢化率が 今年25.1% ちょうど4人に1人が高齢者です。 これが
2035年には33.4%で、3人に1人が高齢者になる計算です。
一方、0歳~14歳の年少人口は、2046年には 現在の半分以下になる
という予測がされています。 何人の働く現役世代(20~65歳)で、一人の
高齢者(65歳以上)に対応するかの生産年齢人口について調べてみると、
昭和25年には10人であったのが、平成22年には2.6人、平成72年には
1.2人で一人の高齢者を支えなければなりません。
こうしてみてみると、働く人の所得の半分以上を税金や年金で吸い上げ
られてしまう日がもうすぐやって来ます。 これからの世代の負担を最小限
に抑えるためにも 税金・年金の制度を早急に改善し、社会の制度そのも
のを再構築しなければならないのです。
以上の観点からこれからの名古屋市政について書かせて頂きます。
◎ これから私が目指す名古屋の政治
☆ 中京都構想(尾張名古屋共和国)
日本の1都1道2府43県は、明治の廃藩置県による行政区の名残りに他な
らない。 現代に即した行政区を早急に構築すべきである。 名古屋は人口
400万人の尾張名古屋市に発展拡大し、中京都(東海4県)の中核都市として、
警察、国防以外を所管する。
☆ 行政規模
原則として小さな市政を目指す。 民に任せられる業務は民間譲渡もしくは
委託して、行政のスリム化を図る。 400万都市を目指しても公務員の数を
26,000人から20,000人に減らしたい。一般会計予算も1兆円規模を維持、ま
たは縮小すべきである。 早急・過激な変化を求めはしないが、基本的に、
より少ない歳出と低い課税 低福祉-低負担‐自己責任を志向する名古屋市
政を目指すべきである。
☆ 待機児童の問題
今 待機児童が多いのは0歳から2歳児である。 少子化が進み、待機児童
問題は 近い将来 緩和されるであろう。 将来の出生数予測を見ると、平成25
年に 約100万人、35年には80万人、45年 73万人、55年64万人と減少する。
0歳から2歳までの赤ちゃんの親で 自分の手で育児を希望する親には 育休
を三年間に延長し給与保証をもする制度を確立して 親が自分で育てられる
ようにすべきだと思われる。
今 保育所の不足分を解消しても、間もなく到来する保育所過剰供給の対
策も考えなければならない。
☆ 教育の問題
私が市議になってから唱え続けていた提案は、
① 公立中高一貫校の新設
② 中高生の英語力アップ ( その一環として英語村のオープン )
③ キッザニアのような職業体験施設を名古屋市が運営
の三点であった。 どれも大型予算を必要とするもので 即実現には結びつか
ないが、私の在任期間に何らかのメドが立つように努力を積み重ねたい。
③の職業体験については、来年度予算で夏休みに小学生が参加できる職業
体験イベントを提案する予定である。
☆ 選挙運動について
私の立候補の動機の一つに 「資金力のない若者でも市政への意欲があれ
ば、立候補できる制度作り」 がある。 先日 ネットによる選挙活動ができる法
案が国会で通過した。 TW,FB,HP,ブログ等を充分 活用して選挙資金を
節約できるであろう。
選挙についてはもう一点 主張したい。 私は選挙カー(街宣カー)を使用しな
いことを公約の一つとしている。 選挙期間中の騒音については、公害でしか
有り得ないと思っている。 静かな選挙を目指している。
☆ これら以外にも市民のために働きます。
財政・福祉・経済・美しい都市についても頑張ります。