2016年2月27日 (本来は2015年8月1日の記事)
東芝への公開提言 本文

 この「ブログ」と「FaceBook」は、これ以上私のような、東芝の罠にかかる被害者を少しでも少なくするのが目的で、開設されています。
 しかし、東芝のイメージダウンになるのもいやでしょうから、下記の提言を東芝が受け入れ、これ以上被害者が出なくなったと、認識できた時点で、ブログとFaceBookの閉鎖を考えます。

             公開提言4項目

経時劣化について
 当家には、トラブルが起きてから、東芝のパネルは、1年で0.75%づつ発電性能が劣化します、と通告が有った。
 固定売電期間の、20年間の経済効果を検討するには、必要不可欠の情報です。

 今後、発電シミュレーションを顧客に提示する時には、但し書きに、事前にこの数値を表示することが必要。

 一つの解決先としては、シミュレーション発電量の数値を、10年劣化後の数値で提示する、のも良心的ですね。


地域別日照時間について
 当家には、現時点でもどんな地域別日照時間を使って、発電シミュレーションが行われたのかが開示されていません。
 例えば、下のデーターを使ったとすると
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_a.php?prec_no=73&block_no=1350&year=&month=&day=&view=a3
 最近20年間または最近25年間のデータを使うのが妥当です。
 もし、30年間とかデーターの存在する、1979年以降のすべての平均値を使っているとすれば、ユーザーを惑わすことになります。
 シミュレーションの但し書きに
「年間予測発電量は、システムの容量、地域別日射条件、システムの各損失を考慮して算出した見込み値です。」
 と書くだけでは不十分。
 具体的にどんなデータの、どの部分を使ったかを、数値も明示して、提示すべき。


影への対応について
 シミュレーションの但し書きに
「また積雪や影及び出力抑制による影響は考慮していません。」
 と書くだけでは不十分。
 少なくとも、現に影が存在する設備のシミュレーションを、顧客に提示する時には、例えば当家の場合には、
「東側の母屋の屋根、地デジアンテナ、BSアンテナおよび南側の電柱上のトランスの影は考慮していません」
 と言うように、具体的な、但し書きが必要。
 また、顧客から要望が有った時には、それらの影で、どの位の影響が考えられるかも、提示すべき。


標準偏差について
 東芝のシミュレーションには、標準偏差と言う考え方が無い、との回答が有りましたが、ぜひ、標準偏差値と、顧客満足度の考え方を導入が必要。
 そして、-1σまたは-2σ値を、発電シミュレーション値として提示する、ような、顧客満足度を重視する企業、になるべきである。


以上、現時点では、少し加筆したいところも無いではないが、東芝と約束した内容はこれなので、そのまま掲載する。