2015年7月25日
東芝は顧客満足度を、50%以上にするつもりは全く無い。


 工業製品には必ず製品のバラつきが出る。
 特別な理由が無い場合は正規分布のバラつきになる場合が多い。

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 計算結果で出た中央値が「μ」で、その両側に均等にバラつきが出る。
 中央値の右側の製品を買った顧客は、予想以上の品質で喜び、左側の製品を買わされた顧客はガッカリすることになる。

 68.3%のデータが存在する部分が「±1σ」で、「±2σ」には95.4%のデータが存在する。
 顧客満足度を重視するときには、顧客に提示する数値を中央値では無く、意識的に下げて置くやりかたがある。

 例えば、-1σの値を顧客に示して、何かを売った場合、68.3+15.85=84.15%の顧客は満足を感じるはずである。
 -2σの値を使えば、97.7%の顧客満足度を得ることが出来る。

 東芝に、契約時に当家に提示した年間予測値=14314Kwhは、計算中央値のー何σの値ですか?と聞いてみました。
 東芝の回答は、
「東芝のシミュレーションには偏差値は無く、1つの数字しかありません。」
 でした。

 と言うことは、計算で出た中央値をそのまま提示しているということで、確実に左半分の顧客には、初めからシミュレーション値を満足する設備を供給するつもりが無いということになります。

 東芝には、前に書いたように、すでに3つの罠で、722万円しか売電できない設備を916万円の売電収入が有ると思い込まされて導入させられています。

 どう考えても、私以外の顧客もその大半が、東芝から提示された発電シミュレーションをそのまま信じて、初めから達成できない事が決まっている設備を、売り付けられているとしか思えません。

 東芝さん、そろそろ何とか言いませんか?
 まあ、東芝本社の不正経理問題で、こんな些細なブログの問題などかまっている暇はないということか?